【ラジオ放送(恵眞さんの声)】            

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・宛先番組

夕方やっぱり764(佐々木恵眞さん) 10月12日(木)放送原稿

・ラジオネーム
くりくりパーマ

・リクエスト曲
「けんかをやめて」


・アーティスト
「竹内まりや」

・コメントメッセージ
エマさん。こんにちは!!毎週木曜日の生放送、楽しみに聴いています。

急に寒くなってきましたね。

半袖短パンで過ごしていた僕ですが、さすがにパーカーとLEVIS501に衣替えした、くりくりパーマです。

ちなみに、LEVIS501は小5から今の歳までず〜っとですから、ファッションには全く無頓着な僕なのです(笑)

さて、僕はマンションで暮らしているのですが、隣の部屋に、しょっちゅう夫婦喧嘩をしていることで有名な夫婦がいます。

お子さんが三人いるのですが、喧嘩が始まりあまりに激しい時などは、僕のところに助けを求めに来たりしていました。

その度、仲裁に入ったりしていたのですが、結局はすぐに仲直りをして元の鞘に収まるのです。

という感じで、この夫婦はマンションでもかなり有名でした。

そんなある日、またその夫婦の喧嘩が始まったと情報が入りました。

今回は、子供の前ではできないと思ったのか、マンションの住民ならだれでも使える部屋を借り、そこで喧嘩を繰り広げているようなのです。

この情報は他の住民にも知れ渡っていたようで、その日の夕方はその話題で持ちきりでした。

その日の喧嘩はなかなか終わらず、その部屋からは夜になっても怒鳴り声が漏れ聞こえてきていました。

仲裁に入ろうとも思いましたが、今回はいつもと様子が違うこともあり、気になって気になって仕方がなかったのですが、家に戻ったのです。

しかし、気になり過ぎて夕ご飯も喉を通りません。

そして深夜12時・・・。

その夫婦の部屋をのぞくと、まだ戻っていないようです。

「だいじょうぶなんだろうか・・」

「いつもと違う感じだったもんなぁ~まさか暴力とかふるってないよな?」

「二人で殴り合って部屋の中で倒れてんのか?」

「いや。さすがに仲直りして、仲直りの儀式とかやってんのかもしれないな」

「仲直りの儀式ってなんだ?」

と、考え始めると止まりません。

そしていてもたってもいられなくなった僕は、ついに様子を見に行くことを決意したのです。

深夜のマンション・・・。

誰かに見つかったら怪しい奴と思われるかもしれません。

そこで、変装をして向かうことにしました。

真っ黒なパーカーを着て、フードを頭からかぶり、マスクをし、眼鏡をかけ、そーっとエレベーターに乗りました。

一階に着くと誰かがいます。

よ~く見てみると、僕と同じくしょっちゅう夫婦の仲裁役をしている○○君のママでした。

彼女は白いパーカーを着てフードを頭からかぶり、マスクをしています。

その姿を見た僕は・・・。

「あ・・これはもしかするともしかするな~」

「もう、している〜!!」

と思い、そっと近づき小声で話しかけてみました。

「○○君のママさん、もしかしてきになって来ちゃいました?」

すると、そのママさんははっと驚き、僕を確認するとにやっと笑ったのです。

そして、同じ目的なんだと悟った二人は、無言でピースサインをし、つま先立ちで喧嘩をしている部屋に向かいました。

そしてその角を曲がると部屋の入り口だ!

というところまで来たので・・・。

そ~っとのぞいてみると・・・。

そこには・・・。

なんと!

部屋のドアにぴったり耳を近づけて中の様子を聞いている管理人さんがいたのでした!!

吹き出しそうになった僕たちは、声を出さないように口をおさえ、マンションの外に走って出ると、二人で大笑いしたということは言うまでもありません。

そんなこんなで大変な夜となりましたが、翌日、喧嘩をしていたあの夫婦がしっかり手をつなぎ、仲良く歩いているのを見て安心した僕なのでした。

エマさん。こんな私についてどう思いますか?