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・ラジオネーム
くりくりパーマ・リクエスト曲
順風
斉藤和義
・宛先番組
夕方やっぱり764(佐々木恵眞さん) 5月16日(木)
・コメントメッセージ
エマさん。こんにちは!今週も張り切って登場「くりくりパーマ」です。
ゴールデンウィークも終わり、世の中は先週より完全に仕事モードになりましたね。
さて、本日はゼネコンではなく、サブコンの会社のサラリーマンK課長の登場です。
K課長とは、以前「何も悪くないのに謝った話」で出てきた、社員旅行で羽目を外したため女子社員に総スカンを食った彼です。
そんな彼ですが、先週の金曜日、一日僕と仕事をすることになっていました。
その日は午前から夕方まで仕事がびっしり埋まっていたのですが、2人で昼食を終えると・・・。
K課長が・・・。
「あ〜、なんだかお腹がいっぱいで、仕事やる気なくなりましたね〜。おまけにいい天気ですよ。午後の仕事辞めちゃいますか?」
と言い出したのです。
僕は・・・。
「そうだよなぁ~、俺も今そう思ってたんだよ。今日みたいな日に仕事なんてナンセンスだよ!やめようやめよう~やめちゃおう~」
と即座に賛成したのでした。
するとK課長が・・・。
「なら!今日は文学しちゃいましょうよ。仙台文学館って知ってます?僕前から一度行ってみたかったんすよ」
と、突然ガラにもない事を言い出したのです。
文学などとは一番離れたところにいるはずの彼が「文学」なんて!!
何か悪いものでも食べたのか?と心配になった僕は・・・。
「急に文学なんてどうしたんだよ!悪いものでも食べたのか?」
と言うと・・・。
「なんでですか!こう見えても僕は文学部英文科出身なんですからね!
若いころなんて海外に行き過ぎて大学の単位取り損ねたんですから!」
と言うのです。
初めて聞きました。
付き合いの長い僕なのに、彼の新たな顔を見つけてしまったのです。
そして文学を語る彼の姿を見てみたくなった僕は、彼と文学をしに文学館へ向かうことにしました。
仙台文学館に着くと・・・。
どうやら「いわさきちひろ展」をやっているようです。
森の中にあるような文学館の敷地に入ると色々なひとが優雅にのんびり散歩をしていたり、時間に追われて生活しているサラリーマンとは全く異なる雰囲気を醸し出してます。
お天気も良くすっかり気分がよくなった僕はいつものように、通りがかりのおばさんに・・・。
「今日は天気がいいですね〜。僕たちは文学をしに来たんですよ〜。
やっぱり、いわさきちひろさんの絵画ですか?」
と話しかけますすると・・・。
おばさんは・・・。
「ほんと、いい天気ですね〜。今日は絵画を観にきてたんですよ。そうですよ。ちひろさんです」
僕は・・・。
「はい。はい。はい。やっぱりそうですか〜!今日みたいな日は文学ですよね〜」
なんて、色んなひとに話しかけながら進みます。
そして「なんだかさ、ちい散歩みたいになってきたな〜。」
とつぶやくと・・・。
K課長は・・・。
「え~ちい散歩~?どう見ても、じゅん散歩ですよ。誰が見てもですよ!!地井武男じゃなく、高田純次のほう!誰が見てもそうですよ!!」
さて文学館の中に入ってみると・・・。
たくさんの水彩画が展示されてます。
文学するぞ!
と意気込んでいた僕ですが、なんともメルヘンチックな絵画にかこまれるとだんだんお尻がむずむずしてきました。
こりゃやばいぞ!彼は大丈夫なのか?いつも俺と馬鹿話しかしていない彼のことだ。
きっと同じくむずむずしているに違いない!と思い後ろの彼を振り返ってみると・・・。
なんと!
見たこともない真剣な顔をして、絵についている説明書きまで読んでいるではありませんか。
そしてそのあと、コーヒーでも飲むか!と入った文学館のカフェでなんと彼は期間限定の「いわさきちひろのクリームソーダ」を頼んだのです!
「せっかくですから、これにしたほうがいいっすよ」
といわれましたが、僕は「コーヒーゼリー」にしたということは言うまでもありません。
友人の新たな一面を垣間見ることができた貴重な一日となったのでしたアメリカ横断までしたことがあるって言ってたなぁ。
今度詳しく聞いてみよっと♪
エマさん。こんな私についてどう思いますか?