【ラジオ放送(恵眞さんの声)】            

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・ラジオネーム

くりくりパーマ

・リクエスト曲
Subtitle


・アーティスト
Official髭男dism

・宛先番組

夕方やっぱり764(佐々木恵眞さん) 2月2日(木)放送原稿


・コメントメッセージ
エマさん。こんにちは!!毎週木曜日の生放送、楽しみに聴いています。

本日も登場”くりくりパーマ”です!

さて、先週は突然のお休みでご心配をおかけしました。

いつもの時間に読まれないと何人かから心配の連絡をいただきましたが、実はインフルエンザになってしまい、どうしても書くことができませんでした。

このまま僕は文章なんて考えられない体になってしまうのだろうかと。

熱で朦朧とするなか絶望しましたが、病院に行くと・・・。

「はい!これ飲んで!」

と渡された錠剤。

そう!かの有名な・・・。

「タミフルフルフル!」

これを飲んだところ瞬く間にあっちもこっちも復活し、今週からまた元気に参りたいと思います!

若い頃、高濱常務によく言われてましたよ。

「人間、生身の身体ので、年に数回は仕方がない!」

と・・・。

さて、我が家の長男の高校が無事に決まったと以前ご報告しましたが、ひと安心していたのもつかの間クラス決めのためのテストがあるというのです。

それも一般入試の当日にです!

そして・・・。

「まぁ、合格はきまってるし、気軽にいけるよな~朝は学校まで送って行ってやるよ」

と息子と話していると・・・。

同じ高校の一般入試を受けるという息子の同級生から連絡が入り、急遽その子も車に乗せていくことになりました。

そしてテスト当日。

前日の夜降った雪が凍っています。

「渋滞するから早めに出るぞ!!」

と言っていたにもかかわらず、息子は友達との約束の時間2分前にやっと家を出たのです。

これは間に合うのか!!

と焦った僕は、急いで車を発進させ県道に出ました。

するとすでに大渋滞なのです!!

進行方向は全く動きません!

そこで僕は、細い坂道が続く脇道にハンドルを切りました。

●僕・・・。
「路面は少し凍ってるけど大丈夫!きっと登れるだろ!」

■息子・・・。
「行ける行ける!ゴ~ゴ~♪」

と盛り上がった僕たちは、FRのオープンカーで勝負に出ました。

しかし!

この坂はそう甘くはなかったのです・・・。

途中までは順調で、あと目の前の角を曲がれば大通りに出るぞ!

と言うところまで来た時突然車が滑り始めたのです。

タイヤがキュルキュルいったかと思った次の瞬間まったく動かなくなってしまいました。

「仕方ない!バックで戻ろう!!」

とハンドルを切りましたが、なんとハンドルが全く利かず斜めのままずるずると滑り落ち、道路をふさぐかたちでびくとも動かなくなったのです。

焦った僕たち・・・。

とりあえず息子にお金を握らせ・・・。

「これ持って友達とタクシーで行け!!」

と走らせました。

そんなことをしている間も、その坂道を登ってくる車が来ます。

僕は大きく手でバッテンをし・・・。

「すみませーん」

と頭を下げ続けました。

何台目だったでしょうか・・・。

ワンボックスが登ってきました。

そして僕のバッテンを見てバックで下がろうとしたのですが、なんとそのまま側溝にはまってしまったのです!

「わ~~~俺のせいだ~~~」

と駆けつけると、お母さんと同じ受験生の息子さんが乗っており、息子さんはすでに徒歩で行かせたようで、お母さんが一人で右往左往していました。

僕も一緒に押してみたりしましたが全く動きません。

すみませんと何度も謝り、このままでは他にも犠牲者が出てしまう!と
まずは保険会社に電話してみることにしました。

すると・・・。

「事故以外は受付いたしません!」

とあっさり断られてしまったのです。

「あのチューリッヒのやろう!」

と思いながらも・・・。

「仕方ない!会員じゃないけどJAFに頼もう!」

と電話をすると・・・。

「それは大変ですね。お怪我はありませんか?すぐに向かいますね。
そしてこんな時にお金の話しで申し訳ないのですが20000円から25000円かかりますがよろしいでしょうか?」

と・・・。

なんとも優しく言うのです。

僕は・・・。
「やばい、こんなときに優しくされると惚れまうやろ~!」

と思う気持ちを押し殺し・・・。

「それで、よろしいごわす!!」

と元気に答えました。

そして・・・。

JAFが40分くらいで来てくれるということでひと安心し、車のそばでまたバッテンをし頭を下げ続けていると・・・。

目の前の一軒家から一人のおじいさんが出てきました。

するとだまって、家からのばしたホースから出したお湯をバケツに入れ、融雪剤を混ぜてクルクルし、ジョウロで側溝にはまったワンボックスの車の下の凍った道にかけ始めたのです。

僕はワンボックスの奥さんと・・・。

「すみません!!ありがとうございます!!」

と頭を下げると・・・。

おじいさんは・・・。

「ここはこういうの多いんだよ~」

と言いながら黙々と雪を溶かしてくれました。

そうこうしている間にも、近くの家から出てきた人がブツブツの付いたシートを広げ・・・。

「これ使ってみてください!」

と言ってくれたり・・・。

「今日は時間がなくて助けられなくてごめんなさい!」

と声をかけてくれる人など、次々と助けに来てくれる人たちのおかげで、ワンボックスがやっと抜け出せたのです。

ワンボックスの奥さんは・・・。

「こんなに寒い日で~大変な目に会いましたけど、優しい人たちがいるんだって、なんだかほっこりしました~」

と去っていきました。

「おい!おい!あれ?僕の車の救出は手伝ってくれないのかな?」

と思い、途方に暮れていると・・・。

おじいさんが・・・。

「では!また!」

と言ったかと思うと・・・。

「おい!おい!おい!」

と一人ノリツッコミしたのです!

そしてニヤッと笑い・・・。

「はい、お次はあなたの車を救出しましょう」

と言ってくれました。

僕は・・・。
「こんな日にじいさん、頼むよ〜」

と、心の中で叫びました。

その後、僕も融雪剤の混ぜ方などを教えてもらいながら、一緒に作業をしました。

そして、みごと車を出すことができたのです!

僕は神様のようなおじいさんにお礼を渡そうと得意の「現生」を渡そうとしましたが、頑なに受け取りません。

仕方なく何度もお礼を言って無事に帰宅しました。

来週、お茶菓子でも買って行こう!っと。

ちなみにJAFですが、来る前に脱出できたのでどうしようかと思いましたが、おじいさんが・・・。

「電話したら大丈夫だよ」

と言うので電話してみると・・・。

「よかったです。お気をつけて」

と言ってくれました。

やったぜ!加トちゃん。大成功!!

何だかんだで2時間以上かかりましたが、息子たちはタクシーが拾えず地下鉄とバスで向かい、無事にテストに間に合ったそうです。

状況判断には自信のある僕でしたが、今回の坂道チャレンジは判断ミスでした。

受験には魔物が住むと言われますが、この魔物が今回は僕に意地悪をしたようです。

でもまぁ、息子たちに悪さされるよりは僕でよかったぜ!

と思ったということは言うまでもありません。

家に帰り・・・。

やっぱり車は4WDに限るな!

オープンカーなんかクソ喰らえ!

と絶対に買えもしないマセラッティの四駆を検索し始めた僕なのでした。

エマさん。こんな私についてどう思いますか?