【ラジオ放送(恵眞さんの声)】
↓クリック↓
【昼うた大放送アシスタント恵眞さん】
↓クリック↓
・ラジオネーム
くりくりパーマ
・リクエスト曲
progress
スガシカオ
・宛先番組
夕方やっぱり764(佐々木恵眞さん) 10月13日(木)放送原稿
・コメントメッセージ
エマさん。こんにちは!!毎週木曜日の生放送、楽しみに聴いています。
ラジオ石巻!夕方やっぱり764!周波数76.4メガヘルツ!
本日も元気に登場「くりくりパーマ」です。
さて、今日はこの三連休にあったことについて話したいと思います。
これまでも何度か話しましたが、我が家は子供たちも大きくなり、それぞれ行動するようになったので、誰一人僕と遊んでくれません。
暇で暇で仕方なくなった僕は最終日の午後、サラリーマン時代の後輩Tくんに電話して会うことになりました。
T君は僕の10歳年下で、いつも慕ってくれるかわいい部下でした。
初めて会ったとき、見るからに真面目な彼は何が好きなんだろうと気になった僕が・・・。
「趣味はなんだい?」
と聞いてみると・・・。
「カブトムシとクワガタです!」
と言うのです。
趣味が僕と同じだったことですっかり意気投合し、そこから公私ともに仲良くなっていきました。
その後配属先が変わり、T君は現場で頑張ることになりました。
しばらくして・・・。
T君に久しぶりにあったところ、顔色がものすご~く悪いのです。
そのころ、顔色を見ただけで悩みを察する能力を身に着けていた僕は、これはただ事ではないと思い、ベローチェに誘ってみることにしました。
そこで僕は開口一番・・・。
「会社辞めたいのか?!」
と聞いてみました。
すると、ハッとしたT君が・・・。
「さすが、くりくり先輩・・・」
と、目を見開いたかと思うと、ぽつりぽつりと話し出したのです。
その頃の現場は、所長が絶大な権力を持っており、気に食わない社員が入ってくると、大人げない、いじめなどもあったのです。
ちなみにT君は東北大学の大学院まで出ている学者肌の男で、口癖は・・・。
「やっぱり仕事はスーツでしょう!」
です。
そんな男が現場で作業着を着て、理不尽ないじめに合い、苦しんでいたのです。
放っておけなかった僕は、社内であれこれ画策し、営業部への異動の道をつくってあげたりしました。
しかし、T君の退社の意思は固く、説得をあきらめた僕は仕方なく退社後の就職先を探してあげることにしました。
無事に再就職先も手配し、あとは辞めるだけとなったのですが、なにしろ優秀なT君を会社が簡単に手放すわけがありません。
そこで、僕とT君で・・・。
「こんな会社、すんなり、あっさり辞めちゃおう大作戦!」
を決行することにしました。
それは・・・。
「T君のノイローゼが酷く、これ以上は無理だ!!」
と思わせる戦法です。
その後二人でノイローゼになったときの言動を練習し、僕とも仲良しの上司Mさんからの説得の電話を待ちました。
退職の意思を伝えて数日後・・・。
Mさんから電話が鳴りました。
ぷるるる~
受けてみると・・・。
「Tに電話してみたよ!ありゃ~だめだな!!」
というのです。
T君は見事演じきったようです。
そんなT君はその後入社した会社で頑張り、今や最年少部長になっています。
「がんばったなぁ~」
と言うと・・・。
「いやぁ~大変ですよ。40人の部下がいますが、言われ放題です。つらいです。」
と言います。
僕が・・・。
「本当に信頼できるやつを二人だけ見つけて、そばに置けばいいんだよ。」
と言うと・・。
「それがいないんですよ。くりくりさんのように信頼できる人がいてくれたらいいんですが・・。なかなかいません・・。」
とうなだれてしまいました。
すっかり暗い雰囲気になってしまったので、僕は空気を変えようと・・・。
「一度きりの人生、ほんとに好きなことしたいよな!T君はなにしたい?」
と前向きな話を振ってみました。
すると・・・。
「やっぱり山でも買って、カブトムシとクワガタやりたいっす!」
とニコニコしながら言うのです。
天下の大企業の部長まで成り上がった男の最後の夢が・・・。
「カブトムシとクワガタ」
だとは・・・。
ちなみにT君には僕がラジオに投稿していることを内緒にしています。
なぜなら彼の唯一の欠点は・・・。
「おしゃべりだ!」
というところなのです。
以前、一緒にキャバクラに行ってニヤニヤしていたことを、僕の奥さんに喋ってしまったことがありました。
そりゃもう大変なことになりましたよ(泣)
なので、これからも僕がラジオネーム「くりくりパーマ」だということは内緒です。
みなさんも言わないでくださいね。
エマさん、こんな私についてどう思いますか?