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・ラジオネーム

くりくりパーマ

・リクエスト曲
チェリー

・アーティスト
スピッツ

・宛先番組

夕方やっぱり764(佐々木恵眞さん) 9月8日(木)放送原稿

・コメントメッセージ
エマさん。こんにちは!!

毎週木曜日の生放送、楽しみに聴いています。

ラジオ石巻!夕方やっぱり764!周波数76.4メガヘルツ!

さて、友達の車に乗ってて、スマホを忘れたことに気付き、スマホで友達に電話しようとした”くりくりパーマ”です。

本日は長年勤めたサラリーマン生活の中で、今でも心に引っかかっている後悔について話したいと思います。

リスナーの皆さん、エマさんは長年仕事をしていて、大変お世話になった方々に不義理をしたことはありますか?

実は僕にはあるのです。

このことは、会社を辞めてからもずっと後悔していました。

まさに「後悔先に立たず」とは、こういうことを言うのでしょう。

辞書には、何かしてしまった後で悔やんでも、もうすでに取り返しがつかないこと、したがって、後で悔やまないように、事前に熟考すべきである、と書いてありました。

まさに事前に熟考しておけばと悔やんでいたのです。

遡ること今から5年前、ゼネコン社員として、順風満帆だったにもかかわらず、僕は会社を辞める決意をしました。

理由は簡単です。

ここで一発勝負したくなったのです。

小学校6年生の「将来の夢」という作文に僕は・・・。

「将来、社長になります!!」

と書いています。

まさに夢を叶える時が来た!!

と、勝手に盛り上がってしまったのです!

あとは会社を辞めるだけです。

辞めると決めてから、いろいろ考えてみましたが・・・。

「マーケット調査、スキル、やる気、元気、森脇健児!!」

と、どこから考えても「大成功」間違いなしと確信していたのです。

しかし、ゼネコンサラリーマンは、特に上司、先輩、後輩と相当な信頼関係を築いていないとなかなか厳しい世界です。

辞めるにしても、その辺に仁義を切らなくてはいけません。

ある日、昔一緒に苦楽を共にし、仲が良かった役員、佐々木さんから連絡が来ました。

その人は25年ほど前に沖縄から僕がいた部署に来た人で、そのころ社内には外部から来た人には何も教えないなど、いや~な慣習があったのですが、そういうことが大っ嫌いな僕はその人に手取り足取り教えてあげ、そこからとっても仲良くなっていったのです。

その後、お互い部署も変わり離れ離れにはなりましたが、僕に何かあるといつも助けてくれるような、そんな関係でした。

ある日、僕が現場で打合せをしていると、佐々木さんから電話があり・・・。

「本社勤務の辞令を出すから、これからも一緒にやっていこう!○○がよければ明日にでも辞令を出す。」

と言うのです。

これは、完璧な出世コースです。

役員になるための登竜門と言っても過言ではない、中枢部署の部門長です。

きっと、僕が辞めると聞いて言っているのだなと察した僕は・・・。

「まだ今の部署でやらなければいけないことがあるので無理です。落ち着いたらまたご連絡します。」

と答えました。

その後、何回も電話があり、ごまかし続け、最後は電話が着ても無視しました。

それは僕が辞めるその日まで続きました。

理由は簡単です。

もし、電話に出たなら・・・。

あまりにも仲良しなので、辞めるのを止めさせられるからです。

それから会社を辞め数年後・・・。

今も現役の大森君が東北支社に転勤となり、話す機会がありました。

その中で、佐々木さんに何も言わず辞めてしまったことが心残りなこと。

一度きちんと謝りたいと思っていることを伝えました。

すると、大森君が・・・。

「じゃあ一席設けるんで、ちゃんと伝えましょう!」

と言ってくれたのです。

そして、仙台駅近くのとあるお店で再会したのです。

その日、佐々木さんと大森君と僕で懐かしい話をたくさんしました。

僕が独立してから、佐々木さんがずっと心配してくれていたこと。

昔、嫌な思いにあわされた悪~い奴が、とうとうクビになったこと。

などいろいろ出てきて楽しいひと時となりました。

そして、僕はあの時不義理をしてしまったことを謝ったのです。

すると佐々木さんは・・・。

「そんなことすっかり忘れてたよ~気にするなよ~。」

と言ってくれました。

気が付くと、現役の頃この三人で一緒に仕事をしていたことがありました。

今回僕は・・・。

「まるでバックトゥザフューチャーだな〜。」

「だったら、僕は主人公のマーティ、マクフライだな。」

「大森は誰だろ?ビフくらいにしておくか(笑)」

「ジェニファーは誰にしようかな?エマさんにしとくかな(笑)」

と、ニヤっとしたということは言うまでもありません。

心残りが一つあり‥と言いましたが、よく考えるとあと108個あったので、気長に解決していこうと思った僕なのでした。

エマさん、こんな私についてどう思いますか?