【ラジオ放送(恵真さんの声)】

なし   


・ラジオネーム
くりくりパーマ

 

・リクエスト曲
君の瞳に恋してるhttps://youtu.be/S-pakyYbQBs 
・アーティスト
Boys town gang

 

・宛先番組
夕方やっぱり764(佐々木恵真さん)2020年9月10日(木)放送原稿

・コメントメッセージ

エマさん。こんにちは!!毎週木曜日の生放送、楽しみに聴いてます。


髪をセットしないで出勤し、立ち寄ったコンビニの知り合いから『ハーフでしたっけ?』と質問され、100%日本人です!と答えた”くりくりパーマ”です。

さて、本日は六本木の飲み屋で、たまたま遭遇した元モデルの美人さんと、もう一度会いたいと思い、作戦会議にいそしんだ、続きのお話しです。

僕達は、彼女達と仲良くなりたいという一心で、作戦会議を続けていましたが、いつも通り、神戸出身のI君の脱線と、僕の更に輪をかけたボケにより、なかなか計画が進みません。

このままでは一向に結論がでないと確信した僕は『お願いだから、そろそろ本題に入ろうよ』と切り出すと、I君は『そやなぁ!そろそろ真面目にいこうか?』と、ようやく前に進みそうな雰囲気になりました。

すると大阪出身のK君と、京都出身のT君が部屋を訪ねてきました。

K君は『めっちゃ盛り上がってるやんけ~。なんか、おもろい話でもあるんか?』と尋ねてきました。

T君も『わしらも混ぜて~な。そのテンションは女やろ?女ちゃうか?』とナチュラルに”す~っ”と上手い具合に参加してきました。

僕は“ギロッポン”での出来事を、こと細かく説明し『彼女たちと合コンがしたいんだ!』と素直に話しました。

K君は『そんな、おもろそうなコンパに2人で行くんかいな?わしらもまぜて~な。』

T君も『わしら同期の仲間やんか。連れてってくれへん?』と参加を熱望してきました。

僕はきっぱりと『彼女たちは2人なんだから、数が合わないんだよ。無理だね!』と伝えると、K君は僕が言ったことを全く気にも止めず『ええねん、ええねん、わしらはサポートメンバーや。まかしとき。もう決定やね!』と言ってきました。

僕は『強気に出たね!そこまで言うなら、僕が目立つように盛り上げてくれたらいいけどね~』と答えました。

I君は真剣な顔と態度で『今回は大変なミッションやぞ~。彼女達は仮面ライダー(仮面ライダー役の俳優)と仲間やから、目が肥えてるんや。対抗する必要があるわな』と凄んで説明しました。

少し、悩んでK君が『う~ん。身長が必要やから、シークレットブーツで10cmのかさ上げと、髪のモヒカンで、身長では勝てるんちゃうの?』

それを聞いたT君が『身長で勝っても顔はどないにもならへんがな。どないすんねん!こうなったら高須クリニックに相談やね。』

『♬イエス!!高須クリニック♬』と僕は条件反射で答えてしまいました。”パプロフの犬”というのはこういうことでしょうか?

僕は正気に戻り、すかさず突っ込みました『ちょっとまてーーー。整形なんかするわけねーだろ!!他に作戦はないのかね?君たち!! 』

するとI君は『さすがに整形は間に合わんから、せめて顔だけはドーランで黒くしたほうがええんちゃうの?』と言ってきました。

僕は『シークレットブーツは小細工すぎる。ここは意表をついて竹馬だ!コンパに竹馬で登場したら受けるだろうなぁ?でも東横線で駅員に注意されるかな?されるだろうな?最悪は翌朝の日本経済新聞に載っちゃうのかな?名前は公表されるのかな? 名前公表されたら志津川のばぁちゃんは呆れかえるだろうなぁ。合わす顔、ね~な〜』と空想にふけってしまいました。

ふと、我に戻ると、I君が『銭持ってる感が必要やで~。広島出身のM君から”ヴィトンのセカンド”を借りてきたるわ』と言いましたが、僕は『いや、いや、いや、それは勘弁やわ。そんなん持っとったら、水の泡ですわ』と関西弁で軽くあしらいました。

僕はあんなバッタもん持って行ったら、あまく見られるし、バカにされてしまうと思うと”ゾッ”としました。そのセカンドというのは“ルイ・ブトン”だったということは言うまでもありません。

作戦会議の結果、”どうにもこうにもならへん”と全員一致となり、対抗するにはインパクトで勝負するしかないという結論に至りました。

僕はピンときました『仮面ライダーの原型はバッタなんだから、あえて全身”バッタもんスタイル”で決めたらどうだろう?』とみんなに提案してみました。

するとI君が『そんなに目立ちたいんやったら、銀座の博品館で、バッタの着ぐるみを買(こ)うてきてあげるわ』と言いました。

僕は想像しました『バッタ対決はわかるけど、バッタの着ぐるみを着て、竹馬に乗って寮を出たら、最寄りの交番で職務質問されるんだろうなぁ。万が一、逃げ切っても、駅の階段は転ばずに登れるのかなぁ。登れたとしても電車には乗れないだろうなぁ。ダメだこりゃ!!』と我に返りました。

翌週、僕はNTTの番号案内に電話し、彼女達が勤務している会社の電話番号をゲットしました。早速、善は急げと思い、電話をかけてみました。

僕は『もしもし、こちらは○○建設の○○と申します。○○さんいらっしゃいますか?』と彼女を呼び出しました。

すると数分後、彼女の声で『はい。お電話変わりました。○○です』

僕はすかさず『もすもす。』

彼女は『ぷっ(笑)』と笑ってます。

『もすもす、こつら“ぎろっぽん”で未知との遭遇を果たすた○○です。わがるすか~?』と切り出すと。

彼女は『よ~く。わかりますよ~。今日はどうしました?』と普通に返してくれました。

僕は何の躊躇もなく『もす、よがったらコンパでもすませんか?会社も、つけーごどだし。来てくれたら”加藤茶の首チョンパ”あげっからさ~』と誘ってみると。

彼女はなんと『ぷっぷっぷっ(笑)。わかりました。いつにします?』とオッケーしてくれたのです。

あっさりと、約束することができました。今思えば、時はバブルの絶頂期、女性とコンパの約束が簡単にできた時代だったのです。

やったぜ!加トちゃん。大成功!!

そして、K君とT君は、僕とI君のサポート役として、いよいよ約束の日を迎えたのです。

中目黒の洋風居酒屋で会うことになりました。

僕達は予定通り、同期の4人です。

ちょっと遅れて、彼女達が現れました。4人の予定が3人でした。

僕はこの時『よ~し。今日はたくさん笑わせて仲良くなるぞ~。関西人は生まれ持っての突っ込みがあるからなぁ。今日はボケに徹して、泣くまで笑わせるぞ~。ところで、あと1人は遅れてくるのかな?』と思いました。

そして、合同コンパが始まり、いつものペースで関西人と東北人の絶妙なコンビネーションによる、パワー全開の爆笑の渦に”グルグル”と巻き込んでいったのです。

女性人は涙を流して、楽しんでくれてます。その後、お目当ての彼女は僕の面白い話しを夢中で聞いてくれました。

すると彼女は、キラキラと瞳を輝かせながら『ウケる~(⤴)。サイコ~(⤴)。こんなに面白いの初めて~(⤴)。ハマっちゃう~(⤴)。また会おうよ💛(ハート)。絶対だよ~💛(ハート)』と言ってくれました。

その瞬間、僕はハッと気づいてしまったのです。『君の瞳に、恋してしまったかもしれない』

僕のハートにキューピットの矢が刺さったかのような感覚があったのです。こんな感覚は生まれて初めてです。胸のあたりが”チクッ”としました。

『い・痛い! ほんとに痛い!!』

視線をそらして、よ~く見ると、I君がニヤニヤしながら、”つまようじ”で僕の胸の辺りを軽く”ツンツン”していたのです。

僕はこう言ってやりました『何しとんねん!! 血が出とるやないかい!! 何さらして、けつかんねん!!!』と久しぶり怒りました。

その後、僕は気を取り直して、彼女と、とても! とても! いい雰囲気になっていったのです。

今宵(こよい)は『もっ! もっ!もしかして!! もしかするとーーーーー!』

『よっ。お待たせ!』

またもや、”あの仮面ライダー”が現れたのです。

『ゲッ! マジ? なんで? どういうこと? どないなっとんねん!』と絶句しました。

つづく

エマさん。こんな私についてどう思いますか?

最後に、先週の生放送で、”くりくりパーマのTwitter”とブログを紹介していただき、大変恐縮しております。本当にお恥ずかしい限りです。今後も引き続き僕の経験談を投稿したいと思います。飽きずに読んで頂けたら幸いです。いつも、ありがと〜!!