Nefertitiはクローズします❗️(年内で) | Nefertiti店長ブログ

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千葉県柏市にひっそり佇むJazz喫茶「Nefertiti」店長のブログ




え〜、それってホント・・・、なんで?

マスターが再起不能の大病患った?
いいえ違います。

コロナ禍で経営が成り立たなくなった?
たしかにお客さんが半減して厳しくはなりましたが、でも違います。

実は、このNefertitiの建物が老朽化のために取り壊すことになったのです。
半年前にこの話はオーナーから出されていたのですが、「常連客、そしてジャズミュジシャンにも気に入って頂いていますので、どうにかもう少しやらせて下さい」と頼み込んで、今年いっぱいに延長してもらっていたのです。
ですので、残念ですが、これ以上如何とも仕方ありません。

あっという間の9年間でした。
まあ、自分でもよく続いたなあ、と思います。小学校教師から全く違う業種のジャズ喫茶のマスターになったのだから・・・。

教師と店主の一番大きな違いは、商売相手の違いです。
小学校教師の場合は、義務教育なので子ども(商売相手)は《学校行きたくない》でも、無理をしてでも来なくてはなりません(または、行かなくっちゃあ、という強迫観念に囚われてしまいます、きっと)

でも、店主の場合は、お客さんは嫌だったら行かなくてもいいのです(そんなの当たり前ですよね)。ですので、如何にしてお客さんにNefertitiに来てもらうか、一生懸命に考え工夫して・・・、それがひいては売り上げに関係するのだからシビアーな世界です。ふんぞり返っていたら、潰れてしまいます。(教員は公務員なので、頑張っても頑張らなくても殆ど給料に違いはありません)

ぼくは、教員時代に子ども達を相手に良かれと思うことをストレートにぶつけ、好き勝手やっていたのでストレスは溜まらなくて、それゆえ素晴らしいかけがえのない人的財産を作ることができたと思っています。

でも、この9年間ネフェルをやる中で教員時代と同じようなかけがえのない人間関係を築くことができたなあ、これは素晴らしい財産なだなあ、と確信しています。






教員時代には出会えなかった、ジャズを中心とするいろんな人に出会えたことが一番の財産です。

ジャズが大好きな常連の人たちと一緒に爆音でジャズを聴き、そしてジャズを語るのが本当に楽しかったです。そのような仲間達と一緒にジャズ喫茶巡りもよく行いました。都内だけじゃあなく、東北地方や名古屋方面のジャズ喫茶にも遠征したことがあります。毎日が充実していました。

また、ピットイン(ジャズの老舗ライブハウス)等で演奏している現役バリバリの一流プロミュジシャン、そしてネフェルセッションでお馴染みの常連ミュジシャン、等のジャズミュジシャンと親しくさせて頂いたのも大きな財産です。

そして、自分がかつて担任していた時の子ども達が、柏市内なので立ち寄ることができ、「先生、あのね・・・」と気軽に色んなお話しができることも、大きな魅力でした。
中には、教え子の結婚式に出席し当時一緒に歌っていた歌を披露したこともありました。そして、一年半後くらいにネフェルに赤ちゃんを連れて家族三人で、「先生、赤ちゃん産まれました・・・」なんてこともありました。


教員上がりのよちよち歩きの時に、色んな方々に協力していただきました。
音響関係でいろいろお世話になった音響マニアの方々、HP作成・タペストリー作り・カクテル作り・棚や本箱作り、そして懇意にして頂いたジャズ喫茶のマスター・・・。

本当に多くの方々の支えがあったので、9年も続けられたのだと思います。

有難いことです!

クローズまで、もう1ヶ月を切りましたが、最後まで全力を尽くしたいと思います。

今後は、未定です。

オミクロン株が心配されるこのコロナ禍で、まだまだ先が見えず不安です。

コロナが終息し、この充電期間が終わり、そしてやりたい気持ちが再度湧いてきましたら、第二ネフェルも視野に入れたいと思います。

Nefertitiをご愛顧下さり、本当にありがとうございました。

感謝致します。

また、何処かで出会えることを願って・・・‼️