リストランテで待ってる・9 | お気楽ごくらく日記

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白泉社の花とゆめ誌上において連載されている『スキップ・ビート』にハマったアラフォー女が、思いつくままに駄文を書き綴っています。

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は~っと、キョーコは書類と格闘しながら一つ溜息を吐いた。

 

蓮への想いを自覚してからと言うもの、どう言う顔で蓮と顔を合わせれば良いのか分らず、リストランテから足が遠のいているうちに会社の仕事が忙しくなったり、インフルエンザの予防接種を受けた直後に体調を崩ししばらく寝込んだりとなにかと気忙しい日々を送る中、会えなければ会えない程蓮に会いたいと言う思いが募りに募っているものの、どうしても蓮に会いに行く勇気が今一つ出ずに、ここ数日キョーコは悶々とした日々を過ごしていた。

 

あの場所が、蓮が、いかにキョーコに活力を与えてくれていたのか、いまさらながらに思い知らされた気がした。

そして何より、自分に告白してくれた蓮に返事をしたい。

スマホに手を伸ばすと、キョーコは蓮にLINEを送った。

 

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「ええい、鬱陶しい!!まだ返事が返って来ないからって、そんな所でいじけるな!!」

 

準備中の札がかかってる店内で、社の怒号が飛んだ。

そんな社に向かって、蓮は恨めしそうな目を向けた。

 

「だって、しょうがないじゃないですか!!もう告白してから二十日は経つんですよ?なのに、彼女からは返事されるどころか、この店にさえ全く来ないじゃないですか。きっと、俺はあの時点で最上さんに嫌われたんですよ、きっと。」

 

「お前、本っ当に見かけと中身違うよな。それだけの容姿を持っていながら、何故そこまでネガティブなんだ・・・・・」

 

「ほっといて下さいよ。」

 

そう言って蓮が店の片隅でいじけはじめた途端、蓮のスマホから着メロが流れた。

着メロを聞いてスマホに飛びつき届いたLINEを見て、見る見るうちに先程のいじけムードから元気になっていった蓮を見て、社はこっそりと良かったな、と呟いた。

 

☆*゚ ゜゚*☆*゚ ゜゚*

 

蓮に会いたい一心で、猛スピードでデスクに積み上げられていた書類を定時で終わらせたキョーコは全力疾走していた。

そのキョーコに声をかける者が現れた。

 

「よう、キョーコ。そんな急いでどこに行くだよ。」

 

「ショーちゃん・・・」

 

キョーコは内心苛立ちを覚えたが、何とかそれを抑えた。

 

「なぁ、またよりを戻さねぇか?」

 

「は・・・・・?」

 

何の脈絡もなしに切り出されたそれに、キョーコは鳩が豆鉄砲を食ったような顔をしてしまった。

 

《つづく》

 

先日の宣言通り、この話は次回で終わります。

ちなみに、インフルエンザの予防接種を受けてすぐに風邪をひいて寝込んだのは、何を隠そうこの私デス(; ̄ェ ̄)

予防接種を受けたわずか二日後に38度の熱を出すと言うね・・・・( ゚∀゚; )タラー

今までこんな事なかったので、しんどいよりも何よりもビックリしましたΣヽ(`д´;)ノ うおおおお!

 

皆様も、インフルエンザの予防接種を受けた後は重々気を付けて下さいね。