友達の言う愛 | くりこの小さな庭2

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くりこは元ひきこもり病気っ子。
パニック障害を克服しながら
2014年に結婚して
今では元気になり子供を産みました。
30代になり、ますます趣味に
燃えて楽しい日々を過ごしています。


友達は親に十分過ぎる程愛されていました。
優しいお母さんに想われていました。
しかし友達は愛情を感じないと言い
感謝をした事がありませんでした。
私は友達に言いました。
凄く大事に愛されているのに
何故そんな悲しい事思うの?
すると友達は全然愛されてなんかない。
私の欲しい愛情をもらってない。
と言いました。
どんな愛情が欲しいの?
と聞いたら手を繋いで欲しい。
と答えました。
私は友達の気持ちを知って
私によく似ているなと思いました。
友達はただお母さんに手を繋いて
欲しかっただけなのです。
でも言えなくて寂しい思いを
していたんです。
その友達は重い病を抱えています。
お母さんは献身的に看病をしています。
そのお母さんに友達の気持ちを
伝えたかったです。
いつか伝わると良いなと思います。
私はその友達の気持ちを可愛く
愛しく思いました。
当時友達は18歳でした。
年齢関係なく家族には甘えたいものです。
でも上手く言えなくて愛情不足を
感じてしまうジレンマ。
私にはよくわかります。
大人になるにつれ甘えるなんてのは
なさけなく感じてしまい
愛情不足のまま年を重ねていきます。
きっと人の本当の願いや気持ちって
恥ずかしい位ピュアなのかもしれません。
夫婦中が悪い人も本当は甘えたいのに
出来なくてジレンマを抱えているのかも
しれません。
素直になるって難しいし恥ずかしいです。

私の欲しい愛情には鍵をかけてしまいました。
誰にも伝えるつもりはないし
愛情を受けたいとも思いません。
というか受ける資格がなく思います。
歪んだ大人になりました。

子供にはそんな愛情不足を感じさせたく
ないから子供の望む愛を
与えたいなと常に思っています。