Belvedere is a historic building complex in Vienna

 

おはこんばんちは!

 

なんと、なんと、あっという間に前回のブログから8ヶ月間も過ぎていました。

2024年の年明けも春分もすぎ、遅ればせながら、あけましておめでとうございます。

皆さまいかがお過ごしでしょうか。

 

今回の本はご近所さんからのおすすめ本です。ありがとうラブラブ

 

『死後の星めぐり 〜ホロスコープとは何か〜』ルドルフ・シュタイナー

 

著者ルドルフ・シュタイナーさんは言葉の定義や使い方がおおらかで、翻訳者によって本が七変化します。

もちろん読者によっても捉え方はさまざまです。

きっとそれほどに彼は言語以上のメッセージを大切にしていた方なのだろうなぁと想像します。

一度会ってみたかったなぁ気づき

生きている時代が違うことを少し残念に思うような、逆にホッとしているような気がします。

 

 

  著者プロフィール

ルドルフ・シュタイナー

Rudolf Steiner, 1861年2月27日 - 1925年3月30日(64歳没)

旧オーストリア帝国生まれ。哲学博士。

ウイーン工科大学で物理学や数学などを学んだのち、ワイマール版ゲーテ全集・自然科学篇の編集員として活躍。

魂や霊の領域を学問的に探究する精神科学(霊学)の成果をもとに、人間の霊性を宇宙の霊性に導く認識の道としての人智学(アントロポゾフィー)を確立した。

シュタイナーが提唱した一連の考え方に基づくバイオダイナミック農法は、今日においても世界各地で取り入れられている。シュタイナーの提唱は技術体系というより思想に近いもので、その本質は宇宙を含む自然の全てと調和する農業である。

 

  本文からの引用

 

P.18

モラルは、私たちを霊的な世界において社交的存在にし、他者との接触を可能にします。モラルの欠如は、私たちを霊的な世界の隠者にし、孤独へ追いやります。これは、死と再生の間の重要な因果関係です。

 

P.32

自分が宇宙から集めてきた諸力を発揮させることは人間の神聖な義務であり、それを怠ることは最大の罪であると感じるとき、魂にとっての意義が見出されます。

 

P.37

両者は同じ言葉を使い、いわば同じ教えを与え、両者から同じ言葉が響き渡るからです。すべては存在たちにかかっています。

教義の内容ではありません。重要なのは世界に脈打つ真の力だからです。

高次の世界において、そして何よりも地上生活の領域において、言葉がどの存在から発せられているかを知って初めて、その言葉を正しく理解することができます。

(補足:この「両者」とはキリストとルシファー。キリストは救世主、ルシファーは悪魔・堕天使。)

 

P.38

私たちは、言葉を通り越して本質を見極め、それを魂に受け止めることを学ばなければいけません。

 

  読書メモ

水星圏:道徳的な態度

金星圏:宗教的な態度

太陽圏:言葉を超えた本質の理解

生前に大切な心掛けとは、

1. 道徳的であること

2. 宗教的な態度に寛容であること

3. 言葉を超えた本質の理解に努めること

 

この先に火星・木星・土星...ともっと続くけれど、今回は始め3段階までのまとめ。

 

電球用語

アントロポゾフィーとは、ギリシャ語の「人間」を表すアントロポゾスと、「叡智」を表すソフィアの合成語。

 

  本書の感想

面白かったー笑い

本の内容はタイトル通りで死後の星めぐりです。

今回はいつにも増して簡単な読書メモになってしまいましたが、シュタイナーの別の本を読む際にも役立つだろうなぁと思った箇所をピックアップして記録しておきました。

人智学に関心がある方にはぜひ手に取っていただきたい一冊です。


最後まで目を通してくださって、ありがとうございますピンクハート

 

今日もよい一日をスター