おはこんばんちは。

皆さま、年明けはいかがお過ごしでしょうか。

 

暦では来週から冬の土用期間:1月17日(火)~2月3日(金)が始まります。

芋類・新米・おとそ など、暖かくて消化に優しいものを楽しみませう日本酒

 

さてさて、今年1冊目にご紹介する本は友人からの推薦図書。

「福」に憑かれた男』喜多川 泰(サンマーク出版)

 

年明け早々に地元の友人からのLINEで「超絶オススメ本キラキラ」との連絡がありました。

それはそれはと思って読みかけていた本を横に置き、本書を読んでみると

確かに!今の私にぴったりの内容でした。

 

著者プロフィール

喜多川 泰(きたがわ やすし)

1970年、東京生まれ。愛媛県で育つ。

東京学芸員大学卒。

1998年、横浜市に学習塾「聡明舎」を創設。まったく新しい学習塾として地域で話題に。

2005年、作家としての活動開始。著書多数。海外出版も多い。(Webサイト

 

目次

第一話 長船堂書店の危機

第二話 出会い

第三話 再開

第四話 好転

第五話 迷い

第六話 種と花

第七話 奮闘

第八話 奇跡

あとがき

文庫化によせて

解説 清水克衛(書店「読書のすすめ」店主)

 

本屋という空間

本書は実話に基づいて書き上げられたファンタジーです。

閉店に追い込まれた小さな本屋が、劇的に成功した裏には驚きの理由があった。

という帯が付いていて、個人的には帯を読んだだけでもうすでにワクワクしました。

 

巻末において本書の「解説」を本物の本屋さんがしていることからも分かる通り、

この本では本屋という空間が現実的でイキイキとリアルに描かれています。

設定にリアリティがあって、違和感を感じない。

ストーリーに現実味があるから不思議な設定をすんなりと信じて楽しむことができました。

 

 「商売の神様」の言葉

ネタバレになってしまうのが怖いので、本文から1ヶ所だけをチラ見せ気づきします。

 

以下「商売の神様」の言葉です。

考えなければいけないのは、どうやって自分の欲しいものを手に入れるかではない。どうしてそれを手に入れなければいけないのかである。

おもしろい問い掛けです。

 

例えば「自分の欲しいもの」は

豊かさ、お金、若さ、美貌、時間、体力、精神力、知性、優しさ、品格などなど、たくさんの言葉が浮かびます。

でも「どうしてそれを手に入れなければいけないのか」と聞かれると...

どうしてでしょう?

 

どうしてそれを手に入れなければいけないのか。

 

皆さんは「欲しいもの」にどんな言葉を入れますか。

 

感想

友人の言う通り、とってもおもしろかったです。キラキラ

とにかくネタバレが怖いのであまり書けないのが歯痒いけれど、今の自分にとっては勇気を与えてもらえる本でした。

「人間が一番成長できる瞬間」とは、日常に溢れているもので身近な存在だったりするのかなと思います。

もし何か始めたいと思っている方がいたらピッタリの本だと思いますのでぜひ読んでみてください。

 

最後まで読んでいただきありがとうございました。

どうぞ今日もよい1日をスター