【プレイングマネージャー】とは私のことです。
今回は
自分自身の経験から、出来るだけ周りの職人さんにやらない様に注意していることを話します。
それは、職人さんが仕事に集中できる環境を作ることです。
まず、作業中の電話はなるべくかけない様に、また掛かって来た場合は直ぐ出るようにしているということ。
例えば自分が現場で作業をやっていると、材料にボンド付けたと思ったら、電話が掛かって来て、電話に出られず、かけ直すとまた電話が掛かって来て!出られず、かけ直す。
こんな事を3回も繰り返すと、だいたい集中力が切れます。
また直ぐに電話など相手が出てくれないと、仕事を中断する時間が長くなるので、調子が出なくなってしまう。
そこを頑張るのも、かなり疲れますしね!
職人は集中できる環境でないと本当に仕事にならないのでよ。
私が、マネージャーの立場の場合は、極力電話は職人さんにはかけず、また掛かって来た場合は、1秒でも早く対応する様に心がけている。
要は、いかに職人さんが仕事に集中できる環境を提供できるかが勝負だと思っている。
なので、自分が電話をもらう分には何も気にすることはありません。
もちろん、必要があって電話してくるのですからね!
その分、自分のパフォーマンスは落ちてしまうが、自分のために沢山の職人さんの仕事を効率を犠牲にしては、意味がないと思うからだ。
うちの方針は、【仕事の技術やスピードは私に負けてはいない】ことになっている。
もともと、自分だけでは手が回らなくなって、職人さんや弟子たちに手伝ってもらいここまでやれて来た経緯から、私が思うのは、【自分一人の力などタカが知れている】ということです。
なのでそもそも、自分だけが頑張って、周りの職人さんが、仕事に集中できないのは、本末転倒となってしまいます。
私の、本当の役割は、状況判断と意思決定なので、今は仕事の技術的分野は職人さんに任せても職人さん達がが責任をもって仕事をしてくれているので、親方冥利に尽きます!
あとがき、
もう10年以上、入って来た弟子たちが、技術とスピードで自分を抜いて行ってくれるので、親方として親方業が出来ている。
親方がなんでもトップだと思っている人も多いと思うが、親方はマネージメント、営業、管理もあるので、全てにトップというのは、逆に弟子や職人さんの技術力が、高くない証拠である。
ということで、私を抜いて行ってくれた弟子たちのことを誇りに思う。
PS
優秀なプレイヤーを育てられるかが、マネージャーの真価!