松ヤニの恐ろしさを知らないとしたら





【あなたは、まだ大工になっていません】





シーリングライトに松ヤニが、垂れてきている。

ヤニの出どころを見つけるのが、今回のアフター工事


この話は、30年大工をやってきて初めての経験。





ヤニって、こんなかんじですか!!!








電話がかかってきて、


担当

『どうも照明のシーリング用コンセントからヤニが垂れてきてます。』



自分

『そんなん、ボードの上の下地か、梁から垂れてくんのですかね?』


まぁね、天井のボードをめくってみれば、そこに答えはあるのだから、天井ボードめくって見ますか?



やる事は天井をめくって、シーリングコンセントの下地を取り替えるのはもちろん、そのヤニがどこから、垂れているのかチェックする事。



心の中では『そんなにヤニが垂れることってあるのかな』と思ったのが本音!



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ここからは、ボードの貼り替えの手順の説明です。



とりあえず、現場を見てみましょうか。


すでに、照明器具は外されています。


『あら!どこからヤニが垂れてくるのかな?』



まずは、天井のボードをめくって見よう。



貼り替える用の新しいボードを当てて型を取ります。

これは、500ミリ✖️500ミリにプラスターボードをカットして、電線の穴まで開けておきます。


そして、写真のように天井に仮で固定して、上にある、古いボードをカットして行きます。



この順番が、大切です。


よく、最初に適当にカットして、それを計測して新しいボードをカットする場合がありますが、貼り替えの時は、貼り替えるボードを型にカットした方がボードの角度や寸法を計測する必要が無いので楽です。


【ビス探し】で、ビスを探しています。




めくってみました。









型を取ったボードをそのまま貼ります。


作業の手順はこんな感じです。


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ヤニの正体が気になった人見て見ますか!!








シーリングライトの下地材を割ってみました。

こうすると、中にヤニ袋があるのがわかります。





表面からは、全くわかりませんが、中にはハチミツのような松ヤニがまだ、ペットボトルのキャップ1杯か2杯分くらいはありそう!



今回のブログで、一番伝えたかった事は、松ヤニより、ボードを貼り替える時は、最初にボードを切って、それを型に、ボードに穴を開けて、型にしたボードをそのまま貼るというところを見てほしかったです。




化粧の梁などでは、ヤニやフシなどは気にするものですけど、こんなこともあるのだと、思い記事にしてみました。






あとがき


今回は、ヤニが主役なので、ヤニの写真を撮ろうとおもったのですが、いざ、ヤニを探してみてもなかなかないものです。


で、どうしたかと言うと、ハチミツでやりましたよ。


物質としては、メイプルシロップの方がまだ近いのかと(同じ樹液なので)思ったものの、松ヤニのベタベタとした質感は、ハチミツの方が近かったですかね!


まあ、松ヤニが、手や服についた時のなんとも言えない感じは、経験したことがある人しかわからない!


ですよねー!



クリタ建築