■その2 ジェームズ・アレン


西洋で史上二番目のベストセラーは何でしょうか?

それは、今から100年ほど前、1902年に書かれた

『原因と結果の法則』だと言われます。

著者のジェームズ・アレン(James Allen 1864~1912)は、15才

の時に強盗にあって父親をなくし、大変苦労した末、晩年、急に

19冊の本を書きました。

ただ、余り詳しいことは分かっておらず、イギリスの謎の哲学者

とされています。ところがその著作の驚くべき内容は、次の

『原因と結果の法則』の「はじめに」にあるように、「自分の

心が自分の人生をつくりだす」という、衝撃的なものでした。


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私たちは、自分自身が選び、めぐらしている思いによって、

自分の人生を創り上げています。心は、人格という内側の衣と、

環境という外側の衣の双方の、熟練した織り手です。

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なぜ、当時の運命論的な雰囲気の中で、このようなことが書けた

のでしょうか?

おそらくそれは、東洋の思想を学んだものだろうと言われています。

実際、『きっと!すべてがうまくいく』という本の中には、次の

ようにお釈迦様をたたえています。

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釈迦は、完璧な平和に満ちた精神世界のビジョンを抱き続け、

その中に進入しました。

(Buddha beheld the vision of a spiritual world of stainless.
beauty and perfect peace, and he entered into it.)
(”As a man thinkth”)

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