2019年度の17号目のネイチャーのハイライトより。
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地球化学：沈み込み帯前弧で失われる炭素
Nature 568, 7753
2019年4月25日
炭素や揮発性物質は、沈み込み境界で地球表面からマントルへと輸送されるが、前弧と背弧で放出される揮発性物質の割合は、火山フロント自体からのフラックスに比べて、あまり絞り込まれていない。今回P Barryたちは、コスタリカ前弧に沿った深部起源の湧泉から得られたヘリウムと炭素の同位体データを用いて、この地域で沈み込むスラブから放出される炭素の大半が地殻内に隔離されており、地球深部マントルへ輸送される炭素はこれまで考えられていたより約5分の1少ないことを示している。
ARTICLE p.487
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本論文では、日本語版本誌では、「地球化学：前弧の炭素シンクは長期にわたるマントルへの揮発性物質の再循環量を減少させる」と題されています。
フルテキストを直訳しますと・・・
Forearcカーボンシンクは、マントルへの長期的な揮発性リサイクルを削減します
となり、Abstractを直訳しますと・・・
ガス、流体、または鉱物相の形の炭素およびその他の揮発性物質は、地球の表面から収束境界でマントルに輸送され、そこで海洋地殻が大陸地殻の下に沈みます。この移動の効率は、地球の酸化状態だけでなく、地球の深いマントルと浅い地殻の貯留層における地球化学的不均一性の性質と規模に深い影響を及ぼします。ただし、前弧と後弧から放出される揮発性物質の比率は、火山弧前線からのフラックスと比較して十分に制約されていません。ここでは、2つのクロスアークトランセクトに沿って深く供給された泉からのヘリウムと炭素の同位体データを使用して、コスタリカの前弧の下のスラブとマントルから放出された炭素の約91％が方解石の堆積によって地殻内に隔離されていることを示します。さらに約3％が微生物の化学合成独立栄養によってバイオマスに組み込まれ、それによって微生物が無機炭素をバイオマスに同化します。前弧の下のスラブから年間1.2×10^8から1.3×10^10モルの二酸化炭素が放出されると推定されているため、以前の推定よりも最大で約19％少ない炭素が地球の深部マントルに移動しています。
となります。
フルテキストは下記です。詳細が必要な方はご購入をお願いいたします。
Full Text：ARTICLE p.487
Forearc carbon sink reduces long-term volatile recycling into the mantle
Data availabilityによりますと・・・
プロットを作成するために必要なすべての生データは、補足表1と2、および提供されているソースデータファイルで入手できます。すべてのデータはEarthChem（https://doi.org/10.1594/IEDA/111271 at http://get.iedadata.org/doi/111271）を通じてアーカイブされます。
Code and data availabilityによりますと・・・
自由に配布されているソフトウェアPhreeqC（United States Geological Survey）を使用して地球化学的溶解度を計算し、https：//www.usgs.gov/software/phreeqc-version-3からダウンロードできます。
※この論文については、進展があり、現時点で2回論文がネイチャーで発表されています。
究極に溜まりに溜まっているネイチャー。次回は、「神経科学：音声を作る神経機能代替技術に向けて少し前進」を取り上げます。
≪natureの論文より≫
■コロナウイルス：SARS-CoV-2スパイク変異株はウイルス複製を増強する
■コロナウイルス：慢性COVID-19患者におけるSARS-CoV-2の進化
■コロナウイルス：バイオンテック社/ファイザー社製ワクチン候補BNT162b1とBNT162b2の前臨床開発
■コロナウイルス：南アフリカでのSARS-CoV-2変異株のゲノム疫学
■コロナウイルス：モデルナ社製とファイザー社製のSARS-CoV-2 mRNAワクチンによって誘導される抗体応答の解析
■コロナウイルス：SARS-CoV-2の現在拡散中で懸念されている変異株に対する中和活性
■コロナウイルス：BNT162b2ワクチンによって誘発されたSARS-CoV-2中和抗体に対するB.1.1.7変異株の感受性
■コロナウイルス：回復期血漿を用いたSARS-CoV-2変異株の交差中和
■コロナウイルス：SARS-CoV-2の新しい変異株に関連した死亡リスクの上昇
■コロナウイルス：安価なハンセン病薬がSARS-CoV-2に対する広域スペクトルの抗ウイルス薬となる
■コロナウイルス：SARS-CoV-2に対するヒト由来のIgG様二重特異性抗体
■コロナウイルス：SARS-CoV-2スパイクを介した細胞間融合に関わる機構
■コロナウイルス：SARS-CoV-2が宿主の遺伝子発現を遮断する仕組み
■コロナウイルス：SARS-CoV-2感染のマルチオミクス像
■コロナウイルス：COVID-19の長く残る症状を詳しく描写
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※ここ数日、体調維持が出来ずに休んでおり、ほとんどブログ活動ができておらず、巡回等もほとんどできておらず申し訳ございません。取り急ぎの取り上げです。
※19日にワクチンセ一種をした母の状態ですが、接種した腕の痛みがまだ続いていますが、だんだん軽くなっているようです。引き続き、密に連絡を取って様子を見ています。
※県では高齢者以下の接種や職域接種が進んでいますが、私が住んでいる市は高齢者以外はまだ接種券を発送されていないので、発送されてくるのを待機待ちしています。父の夫婦墓の引き渡しに父の遺骨も埋葬、いつになるのか、現在のところ未定です。