サル、カメ、トカゲ…17匹密輸未遂容疑 成田空港~新たに数人、ペットショップ経営者らも逮捕 | Just One of Those Things

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タイから希少なサルなど(サル計6匹と4匹のリクガメ)を密輸入しようとしたとして、東京税関成田税関支署と千葉県警成田国際空港署は11日、東京都中野区江原町3丁目、塗装建設業高西健也容疑者(40)を関税法違反(無許可輸入未遂)容疑で5月22日に逮捕したと発表しました。専門家の間でも知られていない種のサルが含まれていたという。千葉地検は11日、関税法違反の罪で起訴しました。

 

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サル、カメ、トカゲ…17匹密輸未遂容疑 成田空港
有料記事
福田祥史 2019年6月11日18時31分 朝日新聞デジタル
 
 タイから希少なサルなどを密輸入しようとしたとして、東京税関成田税関支署と千葉県警成田国際空港署は11日、東京都中野区江原町3丁目、塗装建設業高西健也容疑者(40)を関税法違反(無許可輸入未遂)容疑で5月22日に逮捕したと発表した。専門家の間でも知られていない種のサルが含まれていたという。千葉地検は11日、関税法違反の罪で起訴した。
 発表によると、高西容疑者は昨年9月10日、成田空港着の航空機でタイから帰国した際、3種類のサルとリクガメ、トカゲなど計7種類17匹の小動物をスーツケースに隠し、税関の許可を受けないまま日本に持ち込もうとした疑いがある。荷物検査で税関の職員が発見した。
 サル計6匹と4匹のリクガメは、絶滅の恐れがある動植物の取引を規制するワシントン条約で取引の際に輸出国の許可書が必要な「付属書Ⅱ」に該当している。このうちサル2匹は、専門機関の鑑定で東アフリカに分布する「ガラゴ科ショウガラゴ属」とわかったものの、種は特定できなかったという。税関は「日本ではこれまで認知されておらず、海外の一部でも確認できなかったと聞いている」としている。
 高西容疑者は、関係者が現地のマーケットで購入した動物を10万円の報酬で日本国内まで運ぶよう依頼されたと供述。「申告すれば日本に持ち込めないことはわかっていたので、申告しなかった」と容疑を認めているという。(福田祥史)
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千葉県警が関税法違反容疑で男を逮捕した密輸未遂事件に絡んで、成田空港で押収された小型のサル2匹が、専門家の鑑定で該当種がなく新種の可能性があることが11日までに、捜査関係者らへの取材で分かりました。サルの輸出入は国際的に規制されている中、横行する希少種の密猟や密輸によって、新種の可能性のある存在が明らかになった形です。

 

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新種サル?密輸未遂疑い アフリカ生息、成田で押収
社会
2019/6/11 12:46 日本経済新聞
 
東京税関成田税関支署が画像を公開した新種の可能性があるサル(5月、同支署提供)=共同
 
千葉県警が関税法違反容疑で男を逮捕した密輸未遂事件に絡んで、成田空港で押収された小型のサル2匹が、専門家の鑑定で該当種がなく新種の可能性があることが11日までに、捜査関係者らへの取材で分かった。サルの輸出入は国際的に規制されている中、横行する希少種の密猟や密輸によって、新種の可能性のある存在が明らかになった形だ。
 
捜査関係者などによると、千葉県警は昨年9月、タイからの帰国時にこのサル2匹やカメなどをスーツケースに入れ密輸しようとしたとして、今年5月に関税法違反(無許可輸入未遂)容疑で日本人の男を逮捕。日米の専門家の鑑定で、サルはアフリカ中南部に生息する「ショウガラゴ属とみられる」とされたが、種は特定できなかった。
 
税関職員が発見。男は容疑を大筋で認め「人に頼まれて運んだ」と供述しているという。2匹は現在、国内の施設で飼育されている。
 
専門家によると、ショウガラゴ属は夜行性で、跳躍力が優れていることなどが特徴。ワシントン条約では、国際取引を規制しないと絶滅の恐れがあるとして、輸出入には輸出国の許可がいる。サルは分類の細分化が進んでいる上、研究の及んでいない地域もあることから、新種が年に複数件発表されている。〔共同〕
 

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同日、新種可能性サル密輸未遂疑い新たに数人逮捕されていたことがわかりました。
 
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新種可能性サル密輸未遂疑い新たに数人逮捕
2019/06/11 18:38 四国新聞社SHIKOKU NEWS

 成田空港で新種の可能性がある小型のサル2匹が押収された密輸未遂事件で、千葉県警が関税法違反容疑で、国内でペット販売に関わる男ら数人を新たに逮捕していたことが11日、捜査関係者らへの取材で分かった。

http://www.shikoku-np.co.jp/flash/20190611000593
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ペット店経営の男らも逮捕されているようです。
 
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ペット店経営の男らも逮捕 サル密輸未遂疑い、千葉
2019年06月12日 00:36 山形新聞Yamagata News Online

 成田空港で新種の可能性がある小型のサル2匹が押収された密輸未遂事件で、千葉県警が関税法違反(無許可輸入未遂)容疑で、水戸市のペットショップ経営松原滋容疑者ら数人を新たに逮捕していたことが11日、捜査関係者らへの取材で分かった。
 
 県警や東京税関は、同容疑で5月に逮捕した東京都中野区の塗装建設業、高西健也容疑者(40)が運び役だったとみて、松原容疑者らとの関係を詳しく調べる。高西容疑者は、ショウガラゴ属とみられる小型のサル2匹などを「タイ・バンコクの市場で関係者と一緒に買った。報酬10万円で持ち帰ろうとした」と供述している。
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新種のサルについては、動画が公開されています。
(注:いつまでこのページが存在するかわかりません)
 
 
詳しく報道されているのが下記です。
 
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新種?サル密輸未遂 関税法違反罪で男起訴 ペット販売の数人も逮捕
千葉日報社 2019/06/12 10:13

 成田空港で新種の可能性がある小型のサル2匹が押収された密輸未遂事件で、東京税関成田税関支署と成田空港署は11日、関税法違反(無許可輸入未遂)容疑で東京都中野区江原町、塗装建設業、高西健也容疑者(40)を逮捕し、千葉地検に送検したと発表した。2匹の画像も公開した。逮捕は5月22日。地検は11日、同法違反罪で起訴した。
 
 起訴状などによると昨年9月10日、タイから成田空港に帰国した際、小型のサル2匹や、コモンマーモセット3匹、ケヅメリクガメ4匹など計17匹をスーツケースに隠し密輸しようとしたなどとしている。
 
 成田税関などによると、高西被告は「サルはペットショップで売っていないものなので、申告しなければいけないと思っていたが申告しなかった」と容疑を認めている。入手先については「タイ・バンコクの市場で買った。報酬10万円で人に頼まれ、日本に持ち帰ろうとした」と供述している。
 
 また、県警が同法違反容疑で、水戸市のペットショップ経営、松原滋容疑者ら数人を新たに逮捕していたことも11日、捜査関係者らへの取材で分かった。県警と税関は高西被告が運び役だったとみて、松原容疑者らとの関係を詳しく調べる。
 
 成田税関ではタイからの動物の密輸が多発していることから警戒を強化しており、税関検査で税関職員が発見。17匹は一つのスーツケースに木くずを入れて隠されていた。
 
 新種の可能性のある小型のサル2匹はいずれも尻尾を除いた体長が15センチ程度で性別などは不明。日本動物園水族館協会の鑑定で、アフリカ中南部に生息するショウガラゴ属とみられるとされたが、該当する種はなかったという。
 
 押収された17匹は専門機関が管理。うちコモンマーモセット、タケネズミ、フトアゴヒゲトカゲの計3匹はその後死んだという。
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既に、ご供養済みです。
 
命を飼うことは、即ち、需要があるとみなされ、商売道具として無残に扱われ、死ぬ子もいます。
 
トランクケース・・・。実に多いですね。
 
 
市場と化しているタイを潰してやりたい気持ちになりますが・・・。
 
じゃんじゃん逮捕していただけますよう、心から祈ります。
 
 
≪追記≫
 
NHKの報道です。
 
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希少なサルやカメの密輸図ったか 40歳の男が逮捕 起訴
2019年6月11日 18時12分 NHK

絶滅のおそれがあるとして、ワシントン条約で国際的な取り引きが規制されているサルなどを成田空港に密輸しようとしたとして、都内の40歳の男が逮捕、起訴されました。このうち2匹は種がまだ特定されておらず、国内に持ち込まれたことのない珍しいサルと見られています。
 
逮捕、起訴されたのは東京 中野区の塗装工、高西健也被告(40)で、起訴状などによりますと去年9月、ワシントン条約で国際的な取り引きが規制されているサルやカメを含む、合わせて17匹の生き物をタイから成田空港に密輸しようとしたとして、関税法違反などの罪に問われています。
 
希少な動物がタイから空路で密輸される事件が相次いだため、成田税関支署が警戒を強めていたところ、高西被告が機内に預けたスーツケースからサルなどが見つかったということです。
 
起訴内容についての認否は明らかにされていませんが、税関の調べに対して「10万円の報酬で日本に運ぶよう依頼された」などと話していたということです。
 
税関から鑑定を依頼された日本動物園水族館協会によりますと、このうち体長15センチほどのサル2匹は、いずれもアフリカなどに生息するショウガラゴ属の個体と分かりましたが、詳しい種類までは特定できず、国内に持ち込まれたことのない珍しいものと見られています。
 
日本動物園水族館協会は「適切に管理できない状態では貴重な動物に大きな負担をかけてしまう。また、ウイルスに感染しているおそれがないとは言えず、密輸自体が極めて危険な行為だ」と話しています。
 
■人気高まる希少動物 課題は

環境NGOの「WWFジャパン」野生生物取引監視部門の北出智美さんによりますと、ペットとして輸入された珍しい動物は「エキゾチックペット」と呼ばれ、SNSで写真を投稿する人も増えて人気が高まっているということです。
 
中には、ワシントン条約で国際的な取り引きが規制された動物が、海外の市場を通じて違法に国内に持ち込まれるケースもあるということです。
 
北出さんは「周囲の人とは違ったかわいいペットをSNSで発信したいと思って『エキゾチックペット』を飼う人がいるが、安易に欲しがる前に、どういった経緯で国内に持ち込まれたものなのか深く考えてもらいたい」と訴えています。
 
一方で、いったん国内に持ち込まれてしまうと、ワシントン条約で最も厳しく規制された一部の動物を除き、その後の取り引きを取り締まる法律はないということです。
 
これについて北出さんは「違法に持ち込まれた動物が取り引きされる背景には、日本国内での規制の甘さもあるのではないか。海外から合法的に持ち込まれたものかどうかを一般の人でも確認できるような仕組みが必要だ」と指摘しています。
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本当に、考えてもらいたいものです・・・。
 
~追記ココマデ~
 
 

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