仏尊用語:菩薩編① | Just One of Those Things

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Let's call the whole thing off

これまでこのブログで出てきたであろう仏尊用語を下記に示します。



▼ おうげん ― 【応現】

仏・菩薩が迷える者を救済するために、その場にふさわしい姿に買えて出現することをいいます。


▼ かいふれんげ ― 【開敷蓮華】

大きく咲き開いた蓮華の花をさします。


▼ かつまえ ― 【羯磨衣】

本来はインドで宮廷の女官が国王に随時する際に着用する衣服です。両袖の先端を少し余してくくり、先端が花びらのように開いた状態になります。


▼ かんそう ― 【観想】

仏教の知恵を持って物事を観察することを意味します。密教の教義に従って、心に仏の姿や仏の世界を思い浮かべ、禅をとり瞑想すること。


▼ ぎき ― 【儀軌】

密教のさまざまな儀式法規や諸尊の姿・真言などに関する規定、儀則。またそれらを記述した経典をさします。


▼ くげじょうしゅつめん ― 【狗牙上出面】

犬歯が牙のように上向きに口から出ている面相。十一面観音の頭部にもつきます。


▼ けんさく - 【羂索】

青・黄・赤・白・黒の5色の線を撚(よ)った索条です。一端に金剛杵の半径を、他端に鐶(かん)を付けます。本来は鳥獣を捕る罠でありますが、仏教では教化の難しい者を降伏させる意に用います。「けんじゃく」ともいいます。


▼ けんぞく ― 【眷属】

仏・菩薩などの諸尊に特定して従属する使者をさします。


▼ こんごうしょ ― 【金剛杵】

古代インドの武器です。柄の両側に切っ先を付けます、その切っ先の数により「独鈷杵」・「三鈷杵」・「五鈷杵」・「九鈷杵」とよび、宝珠・塔をつけたものを「宝珠杵」・「塔杵」といいます。これらの道具は、密教で煩悩を打ち破るための意に用いる法具です。


▼ こんごうれい ― 【金剛鈴】

密教で用いる振鈴です。発する音が行者の心を清め、諸尊を歓喜させるといいます。先端を金剛杵の形に整え、金剛杵と同様に、「独鈷鈴」・「三鈷鈴」・「五鈷鈴」・「宝珠鈴」・「塔鈴」などがあります。


▼ しゃくじょう ― 【錫杖】

僧侶が修行や乞食の際に用いる金属製の杖をいいます。長い柄の先に輪形の頭部を備え、ここに遊鐶(ゆうかん)を付け、振って音を出します。


▼ しゃり ― 【舎利】

仏や聖者の遺骸または遺骨。その遺骨を収めた建造物を塔といいます。


▼ しゅうちゃく ― 【執着】

物事に心がとらわれること。


▼ しんぬ ― 【瞋怒】

激しい怒り。忿怒。教化しがたい衆生を導く方法として現れる仏の怒りの表情をいいます。


▼ すいびょう ― 【水瓶】

浄水を入れる容器をいいます。形式によって王子形(おうじがた)・仙盞(せんざんがた)・布薩形(ふさつがた)などの種類があります。


▼ ぜんちしき ― 【善知識】

正しい教えを説き、人を仏道に導き、悟りを開かせる高徳者を意味します。