「幣」が立つ、「岩」(磐)が立つ説は、まだまだあります。
即ち、活火山の霊異をあらわしたもの、と考える説です。
タケイワタツだけでも、龍神としての性格が含まれています。即ち、「タツ」という語は、風・雨・雲・霧・虹…等々が「立つ」というときのタツで、竜巻に象徴されるように、自然現象が急に「出現」するときに使われる言葉です。
しかも、阿蘇は活火山帯であります。噴火をすれば、まさに、健々しく岩が「立つ」ことは珍しくありません。
ある日大きな岩が突然降ってきて・・・と、文字通り「立つ」こともあります。