読みたい本がなくて書棚を見ていたら、
沢村貞子(女優・エッセイスト)さんの本が
一冊あった。
1989年に女優引退、1996年に逝去。
去り際の清々しい女性として、
今でも折りにふれて思い出す。
Eテレ「365日の献立日記」を通して、
若い世代でも沢村さんをご存じの方は
いらっしゃるのではないかと思う。
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20240530/17/kurihiyo35813/36/6b/j/o1080075415445298088.jpg?caw=800)
時間不規則な女優業をしながら、
自分にはできないだろうと思うから
憧れたのかもしれない。
そんな沢村さんのエッセイ集の一冊、
「わたしの脇役人生」を再読した。
1980年代に書かれたもので、
その時代の社会風潮を痛烈に批判している
ことに驚いた。
再読しなければ気づけなかった。
初めて読んだころは、教えを乞うような
気持ちだったのだと思う。
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20240530/17/kurihiyo35813/bf/e4/j/o1080052515445298115.jpg?caw=800)
一方で、沢村さんらしい生活の彩りが
随所に描かれている。
この本を書かれたころの沢村さんは
70代後半。
私も年が近づきつつある今だから
改めてハッとしたこともある。
春めいてきたある朝、沢村さんは食卓に
新しい器を並べた。
「なんとなく若返ったような気分だね」
とご主人。
そんなちょっとしたエピソード。
ここ数年、減らすことと増やさないこと
しか頭になかった私には、
とても印象的だった。
長く愛用してなじんでいる器は落ち着く。
でもたまには、ちょっと何かを変えたら
新鮮だ。
穏やかな水面に小石を投げこむくらいの
変化は心が弾む。
私もちょっと何かを変えてみよう。
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20240530/17/kurihiyo35813/e9/92/j/o1080072715445298142.jpg?caw=800)
今日も一日お疲れさまです。
沢村貞子(女優・エッセイスト)さんの本が
一冊あった。
1989年に女優引退、1996年に逝去。
去り際の清々しい女性として、
今でも折りにふれて思い出す。
Eテレ「365日の献立日記」を通して、
若い世代でも沢村さんをご存じの方は
いらっしゃるのではないかと思う。
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20240530/17/kurihiyo35813/36/6b/j/o1080075415445298088.jpg?caw=800)
ご主人との日常を大切にしている女性として、
30代の私は憧れた。
自分にはできないだろうと思うから
憧れたのかもしれない。
そんな沢村さんのエッセイ集の一冊、
「わたしの脇役人生」を再読した。
1980年代に書かれたもので、
その時代の社会風潮を痛烈に批判している
ことに驚いた。
再読しなければ気づけなかった。
初めて読んだころは、教えを乞うような
気持ちだったのだと思う。
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20240530/17/kurihiyo35813/bf/e4/j/o1080052515445298115.jpg?caw=800)
随所に描かれている。
この本を書かれたころの沢村さんは
70代後半。
私も年が近づきつつある今だから
改めてハッとしたこともある。
春めいてきたある朝、沢村さんは食卓に
新しい器を並べた。
「なんとなく若返ったような気分だね」
とご主人。
そんなちょっとしたエピソード。
ここ数年、減らすことと増やさないこと
しか頭になかった私には、
とても印象的だった。
長く愛用してなじんでいる器は落ち着く。
でもたまには、ちょっと何かを変えたら
新鮮だ。
穏やかな水面に小石を投げこむくらいの
変化は心が弾む。
私もちょっと何かを変えてみよう。
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20240530/17/kurihiyo35813/e9/92/j/o1080072715445298142.jpg?caw=800)
明日も一日、無事にお過しくださいませ。