オリンピック | 栗原由佳オフィシャルブログ「comme tous les jours」Powered by Ameba

オリンピック



なかなかリアルタイムでは見られず
オンデマンドでNBCの中継を
後から追っかけて見るばかりでしたが、
やっぱりオリンピックって
独特ですね。


どの競技もそれぞれに
きちんと確立されたものがあって
でもそれが、一緒に
「オリンピック」として開催されるので…


スノボもそうですが
誰がどこまで関与して管理するか
その統一も難しいし、
同じ競技の中でも、
国内では別のチームに所属しているのに
日本チームとして
認識されることになったり。

オリンピックはもちろん
四年に一度のまさに大きな大会だけれど
まだ
シーズンのさなかで
この後もその競技の試合はあるわけで。


宿舎のこととか移動のこと、
普段の自分の競技だけの国際大会に比べて
面倒なことも多いですから、
コンディションを整えるのも
本当に大変でしょうし、
気持ちをまとめるのも難しいはず。


あまり考えずに
図太く行けたらいいですが…
もしくはうまく開きなおるか??

でも気持ちってとても繊細だし
体の動きは
やっぱり心が握ってるんだなと…

特に
国の代表として選ばれるレベルの
選手たちですから
実力もあって、練習は積んでいて、
あとはその場でのパフォーマンスだけ
となれば
やはりメンタルの影響は大きくて。



そこまでひっくるめて、の
力が試される場所。

ほんとに、独特です。




アメリカでのテレビ中継は、
男子のフィギュアスケートの
タラ・リピンスキーと
ジョニー・ウィアーの解説が
なんだかとっても好きでした。


すっかり大人になっちゃった
タラ・リピンスキーのコメントは
とっても的確でわかりやすかったし、
ジョニー・ウィアーの解説も
競技者としての各選手の思いがよく伝わって。

二人とも、わざとらしさとか
過剰な演出っぽさが全くなくて
ほんとに純粋に競技を
わかりやすく楽しませてもらいました。

(…って完全に私の個人的な感想なので
詳しい方なら実際どう感じるのか
わからなくて自信はないのですけど)


羽生選手の金メダルが決まった後は、
「僕のデザインした衣装で勝ってくれたし」
ってなんだか
これまたサラっと一言のジョニー・ウィアー。
(嬉しそうだった)

そうか、たしかに
彼の衣装っぽい!と納得にひひ




何より、つい、
私も行きたかった!と思ってしまう
オリンピックでした…(苦笑)

いや
取材者として行くとなったら
どの競技か、ちゃんと絞って
何年も取材してなかったら
選手たちやその競技関係者に
失礼になっちゃうので、
恐れ多くておいそれとは行けませんが!


長野の頃は
モーグルやスピードスケートの
取材に行かせてもらって、
なんて恵まれていたのだろう!と
今振り返ると、強く思います。

それを生かせていなかったな、とも。

自分の意思でできた取材が
どれほどあっただろう?と。


夏場のオフシーズン練習に
個人的にお邪魔したこともありました。

でももっと積極的に、
あるときはアグレッシブに
行動しなくちゃだめだったな…。


ラジオをやっていたころの
音楽の取材でも思いましたが、
やっぱり
ファンになって追いかけている人にもにも
負けないくらいの情熱で行かないと
足りないなって思ってしまいます。



アスリートでも
アーチストでも、
よーーーく見てますからね。

誰が熱心に来ているか、見ているか。

ファンでも、取材者でも。



うちの夫も
その辺うるさいです(苦笑)

でもそれだけ
プライドを持って日々
魂を込めてるってことだと思います。

それを、傍から表現しようと思ったら、
負けない情熱を注がないとね。