昇格 | 栗原由佳オフィシャルブログ「comme tous les jours」Powered by Ameba

昇格


岡島秀樹、
アスレチックスに昇格!となりました。


昨日夜中に夫からメールが入ってて、
眠ってたけど、ふと目が覚めて、見て、
びっくり!!

嘘かと思った。
夢かと思った。



もう、上がれるチャンスはないのかなぁ、なんて
話してたのです。
やっぱりマイナー契約は厳しいね、と。

だけど、
完全にゼロってことはないだろう、
だから気持ちを切らさずにいかないとね、って
きっと体も心もきつくて辛い中だと思うけど
言ってたので。。。


開幕からの20連戦 ×2、
過酷な移動
満足でない食事
…ベテランのご老体、かなり消耗してますよ…

またメジャーのボールにも慣れないと
微妙なコントロールが難しいだろうし…


こんな状態で、今上がって、
大丈夫なんでしょうか?


…なんて心配もしちゃうけれど、
ここはもう
気力だ気合いだ根性だ!

泣き言や言い訳はぐっと飲み込んで、
前向き上向きな気持ちで謙虚に頑張れば
きっと神様は見ていてくれるはず。


ものすごく
神頼みな気分です




本当に、
日本の野球の環境は恵まれていますよね。
それはそれできついこともあるだろうけれど、
マイナーに居てみると、ほんとに、
その違いを感じます。

そして、
メジャーリーガーである、ということの
大きさ、意味も余計にわかります。



2007年にアメリカに来たときは、
そのありがたさ、
そこまで来る道のりの険しさを、
全く想像することができませんでした。

いや、
単純に、思いも寄らなかった。

あのとき、あの春、
岡島が
いかに幸運だったか。

あの年、
全くマイナーへ送られることなく
シーズン通してメジャーに居られたことの
稀さ。貴重さ。

オールスターへまで
行かせてもらえた奇跡。


もちろん、日本でキャリアを積んで、
FA契約として行ったのだから
それなりに扱われてしかるべきだったかもしれない。
でも、
当時の契約は保障されたものではなかったし
マイナーへ下げるオプションだって
もちろんあったのですし。



私も、何もわかってなかった。

他の選手たちに申し訳ないようです。



今だって、
AAAしか知らないわけで、
そんな、わかった風なことを言うべきじゃ
ないのだとも思います。
でも、もっと若いころから下のリーグから
上がって来た選手たちは
どんな気持ちであのメジャーの舞台へ立つのか、
想像しただけで鳥肌が立ちます。。。


私は、離れたところで
やきもきするばっかりで、
結局やるのは夫自身だから
もう、
頑張ってちょうだい~!
と祈るしかないです。


と同時に、
もうまたいつどうなってもいいんだ、
仕方ないんだ!と
心に覚悟も決めて。


夫に枠を明けるために、DFAになった選手が
実際居る訳ですし。
逆の立場に、二年前の5月に、居た訳ですし。

手放しで喜んじゃいけないんです。

だけどだからこそ、
もらったチャンスを生かさなきゃ
ダメなんです。
生かせた選手しか、生き残れないんです。



ひとときチームメートだった選手たち、
いろんなチームに散らばって、
年齢だってさまざまだけど、
それぞれにマイナーで、メジャーで、
まだまだ頑張ってます。

そういうみんなの姿を見ると、余計に
夫がまだここで戦ってることに、
So very proud of him!と思う訳です。

ねんじゅう我が儘言ってるし
文句ばっかり言うけどね…(^_^;;)


まあ
奥さんに対してなんて、
みんなそんなもんかな…(笑)(笑)(笑)

あ、私も
言うこと聞かない妻だと思われてるから
お互いさまか


失礼しましたっ