無知を反省 | 栗原由佳オフィシャルブログ「comme tous les jours」Powered by Ameba

無知を反省


自分の車のこと、
知らなさすぎました(>_<)


買ったのは4年前。
もう自動車登録も二度目の更新です。

最初の頃は
ちょっとした書類が来ても(車のことに関わらず)
何をどうするべきものなのか、仕組みからして
よくわかっていなかったので
いつもチームのファミリー担当スタッフに
相談したり、
夫の代理人に相談したり、してきました。

だんだんとこちらに住む年数が増え、
と同時に
いろいろ良いこと悪いこと経験し、
あーこういうことなのね、
あーそうするべきなのね、
というのが
だんだんとわかって来たのがここ2~3年(遅)。

(とはいえ、日本のことなら何でもわかるさ!とも
実は言いがたいのが現状でしょうか…。
大人になって行く段階で、
親や家族に助けてもらいつつ、
やはりいろんな社会の仕組みを学んで行くもの。
子供が生まれて初めてわかることが多かったように
やはり同じように、少しづつ経験しつつ
また人生の先輩方のアドバイスを聞きつつ
学んでいくものではあるのです、よね。)





そんな、
「いざとなったら助けてもらえる」
環境も全くゼロになった今年。

何が来ても
自分でなんとかしないといけない。

幸いなことに
英語でのやりとりはずいぶん鍛えられたし
初めて出会う専門用語以外は
なんとかしてきました。
(まあその専門用語がまた難しかったりしますけど)



と思ってた矢先に
また初めての経験がやってきました。

車のパンクです。
(前までなら、車の不具合があったりと
いうときにもチームのスタッフに相談してました、
甘えてたなー(^_^;;))


エアチェックの警告灯がついていたのには
気付いていたので、
ちょいちょいと自分でガソリンスタンドの
空気入れをやってみていました。

…入ってるかどうか、の判断が
すでに怪しい。(苦笑)。

前に行ったことのある、
ちょっとした整備もしてくれるおじさんが
いるスタンドに行けばよかったのですが
あまりそっちの方に行く用事がなくて。

一応自動で空気圧を調べてくれるという
空気入れだったので、
んー、大丈夫かな、という。


でまた走ってました。

でもまだ消えない。

まだ消えない。




ボストンって寒いので、
冬、タイヤが冷たいときはよく警告灯が点くのです。
しばらく走って暖まると消える。

それはよく言われていたし経験してたので、
警告灯が点いてるという事実に
鈍感になってたのかもしれないです。

っていうかでも今夏だし!



やっぱりおかしい、
なんか走っててもタイヤの音がおかしい気がする、
となって
また別の通りかかったスタンドに
空気を入れてみよう、と立ち寄りました。


今度は、
デジタルで計測してくれない、空気入れ。

勝手がわからなくて
一人で(車の中には子供たち三人)ぐだぐだ
悩んでいたら、
スタンドの中から多分別のお客さんのおじさんが
来て
手伝ってくれました。

そしたら、
「このタイヤだめだよ、This is no good!」
っていきなり。

ええーっ?!

そんなに一目瞭然なの?!(恥)



っていうか、タイヤがno goodになったときって
どうするものなのですか?

というのが
私の最初の質問でした(^_^;;)。


お恥ずかしや。


んー
日本だったらどうしてたかな。
やっぱり夫や父に電話して、
きっとJAF呼びなさいって言われてたかな。(苦笑)。


こっちでも同じで
「AAA入ってる?そしたら直してくれるよ」と。

あー。
そうか。
あれ、AAA。
番号どこ行った???


とまあなんともお粗末。


そんなこんなしているうちに
スタンドのおじさん(働いてる人)が出て来てくれて、
「スペアタイヤつければいいんだよ」と。


スペアタイヤ?
いや、これ、積んでないと思う。

って言ったけど、全然信じてもらえない。

私も、説得力のある説明ができなくて、
(ちゃんとわかってなかったので)
しょうがないのでマニュアル持って来て、
もし本当についてるとしたらどこにあるか、
というのでみんなでドタバタ。

子供たちはそろそろ不安になって来て。
(お出かけ後の夕方でした)
大丈夫よー、おうち帰れるからねーと
慰めつつの作業。


マニュアルには、
run-flat tire装着車の場合は
スペアタイヤはありません、と書いてある。


あ、多分、それだ…。
けどそれってなんだろう…。

スタンドの人も、
「ランフラットタイヤってなんだ?
そんなもん知らん!」という。
(こなれた黒人のおじさんでした)

私もすっごく記憶が曖昧。
でも、買ったときにディーラーさんに
「タイヤ交換とかする心配いらないから
女の人でも安心だよ」って
言われたような言われなかったような…。


でもやっぱりスペアが見つからないので、
空気圧は全然まともに測れないけど
(きっとゼロだったのだろうと今ならわかる)
なぜかタイヤがつぶれていないししっかりしてるから
(っていうのも今なら当たり前と思える(笑))
おうちまで帰るくらいはなんとかなるよ!と。


「とにかくデコボコに気をつけて」
(ボストンの道は穴だらけ)
「スピード出さずにゆっくり」

とアドバイスをもらって、
不安でいっぱいになりながらスタンドを出て
家まで帰りました。



悩んだ末、
翌日朝から一緒にでかけようと
約束していたお友達ご一家に連絡して、
翌日私の車を使わなくてよければ今から
AAAに電話しないで後からゆっくり直そう、と
話をすることに。

そしたら、
「いや、穴が開いてるならつぶれちゃう前に
なんとかしたほうがいいよ!」と。
ディーラーさんや修理工場関連でお仕事している
ご主人だったもので
「今まだ開いてるところがあると思うから」と。
夜の8時頃でした。

連絡もとってくれて、
なんと親切なことに我が家まで来てくれて。


で、持って行ってくれたのです、修理工場に。
その修理やさんでも
「スペアはどこだ?」から始まってドタバタ。

やはりタイヤは、釘とかの穴どころか
かなりがっつり切りこみが入ってたらしくて
修理のしようもないと。

で、スペアがみつからないので、
工場にある中古のタイヤをとりあえず
つけてあげる…と言ってくれたらしいのですが、
この作業が全然うまくいかない。

で、友人氏、
グローブボックスの中をあれこれ探して、
「ランフラットタイヤ…って
パンクしてても走れるタイヤだ!」と。
私の曖昧な記憶を裏付ける書類を
見つけてくれました(^_^;;)(^_^;;)(^_^;;)。
(持ち主=私が気付け、という話です、そもそも)


結局、普通のタイヤに換えられないなら
同じメーカーのお店に行けばなんとか
なるかもしれないね、ということに。

買ったディーラーさんは
すごーく遠いので(40マイルくらい…
60kmですか)
そこまで走るのは無理だから、と
彼がまた翌朝早くから
知り合いのディーラーさんに話をしてくれて、
持って行ってくれました。

持って行く過程も大変だったそうです。
(私には
「子供三人つれて乗っていい状態じゃないから
とにかく留守番してなさい」と言って
代わりに行ってくれたのです。(涙))

いくら完全につぶれないタイヤといっても、
ものすごい異音がするし
スピードはもちろん出せないし、
万が一バーストしたら怖いし、
ハザードランプつけて(blinkerといいますが)
ゆっくりゆっくり走ったのだそうです。


で、やはり買い替え。
心配だったので反対側もみてもらったら
小さい釘が刺さってる、と。

そもそもそろそろ買い替え時と思っていた
後輪のタイヤだったので、
二つ、買いました。600ドルほど。

取り寄せを待つ必要がなかったのだけでも
ラッキーだった、と思いたいです。



半年に一度は点検に行っていて、
前回は今年の春。
そのときにひとつ釘穴が見つかって修理してもらい、
(釘が刺さるくらいはよく起きる)
タイヤの溝も、まだ走れるけれどそろそろね、と
言われてたので、
どちらにしてもこの秋には、と
考えていたのです。

その矢先にこんなこと。

もっと頻繁に点検?
いや、多分自己点検の問題かしら(>_<)。
反省。

そして
今回のことがあって
ランフラットタイヤのことも
いろいろ勉強しました。

夫にいつも
「タイヤぶつけないように大事に運転しなさい」
って言われているのも
身にしみました



いやー。
日本のガソリンスタンドとかって
ちょこっと点検もしてくれたりとか
親切ですよねぇ。

こっちは
車の整備とかも
自分でする人が多いから、
私みたいに、女一人でよくわかってないまま
運転してるなんて危ない危ない。

いや、だからこその
ランフラットタイヤなのでしょうけどね。
(夜とか、ひと気の無いところで
スペアタイヤに交換とかしてたらかなり危ないし
AAAを待つのだけでも大変)


知らないまま居たこと、
反省いたしました。

精進します。

あうー。