小児科へ | 栗原由佳オフィシャルブログ「comme tous les jours」Powered by Ameba

小児科へ


先日、秋から通うスクールへの書類提出のために

小児科に子供たちを連れていってきました!


ped


着いてすぐに身長体重、血圧の測定。

↑の本を用意してくれていました(持ち帰り可)。

早速読みながら、健診。


日本の発育曲線とアメリカのとでどれくらい違うのかよく

わからないのですが、アメリカのグラフに乗せて、

上の子が身長は81%、体重が70%、大きめです。

(50%が平均ど真ん中です)

下の子はもっと大きくて、身長も体重も96%<これはでかすぎ。

なにしろ二人とも平均を上回っていました(^_^;)。



そして下の子はひとつ、

上の子は3つ予防注射を受けました。


これまで、太ももにするのが当たり前だった注射でしたが、

上の子は4歳を過ぎたので「足でもいいけど腕でもいいよ!」と

言われて腕にしました。右腕にひとつ、左腕にふたつ。

(下の子は太ももでした)


直前まで怖かったみたいで泣いてましたが、実際針を刺すときには

二人とも凝視。私もつい見ちゃうタイプなんですが(^_^;)。

そしてそこからはまったく泣きませんでした。


それにしてもいっぺんにあわせてやっちゃうのってすごいですよね。

貼るのはふつうのバンドエイドだし(笑)。


しかも「ちょっと熱が出たり、接種したところが少し痛くなったり

すると思うので、そのときはお薬飲ませてね」と

子供用のタイレノールかモトリン(どちらも解熱鎮痛剤)を使うように

言われます。

かなりずぶとい。




アメリカはいろいろ受けなくちゃだよー、と言われていたわりに、

子供たちの接種歴を見ると、


ポリオ

MMR (はしか・風疹・おたふく)

DPT (三種混合、今はDTaPという改良版らしいです)
HIB (インフルエンザ菌b型(細菌性髄膜炎))

HepB (B型肝炎)

BCG

水痘

インフルエンザ


てなところです。

こっちで改めて受けたのは、HIBとHepB。

日本では、無いですもんね。


日本で受けた分から去年今年と追加されたのが、

DTaP、MMR、ポリオ。

ポリオも注射です。


日本で水痘やおたふくなども受けてきたし、

はしか・風疹についても2回づつ受けてきたのですが、

それでもこちらで追加されました。



とはいっても。


アメリカで学校に入るからといって、絶対に絶対に受けてないと

入れさせてもらえないってことではないそうです。

(私学の場合はわかりませんが)


結構チームの奥さんたちと、子供の予防接種の話になることも

多いのですが、ドルー選手の奥さんシェイはお子さんに予防接種は

受けさせていないそうです。

その場合、受けない理由を学校に提出するのだとか。

理由は「既往症があるため」もしくは「宗教上の理由」というのが

用意されているそうです。

州によっては、そこに「個人的な(personal)理由」というのもあるそうです。



受けさせないという考えのお母さんたちは、本当によく勉強していて、

すごいなぁといつも話を聞くたびに(日本でもアメリカでも)思います。


では私はなぜ受けさせてるのか。


受けさせないでいられるほど勉強してないからかもしれません。



ただ、予防接種が完全ではないということも(上の子、受けたけど

水痘はかかったし。)

また大きな副作用が起きる可能性があるということも、

理解しています。

「うちの子に限って副作用は起こさないわ」とか思っている

わけでもありません。うちの子に起きるかもしれない、と思っています。


それでも受けさせるのか?

と聞かれると、はい、それでも受けさせます、と。

受けさせない考えを持っている人を納得させられるほどの

答えができない自分がもどかしいのですが。



受けるように言われるから受けさせる、

安心だから受けさせる、


という安易な理由からだけではない、と自分では思ってるのですが、

考えを言葉にしようとすると、人類の存在意義に対する考え方にまで

話が及んでしまうので、なかなか難しいですね(^_^;)。


でも、毎度、ちゃんと考えた上で臨むように、とは思っています。