コンサートへ | 栗原由佳オフィシャルブログ「comme tous les jours」Powered by Ameba

コンサートへ


単純に、遊びすぎた週末の疲れでしょうね、風邪(笑)。

(月曜日が祝日だったものですから)

子供たちは意外に元気なんですけど。

しっかり食べさせて上手に眠らせてあげなくちゃ!


さて、その遊び始めは金曜日の夜、シッターさんに

子供たちをお願いして、ボストン・ポップス・オーケストラの

コンサートに行ってきました音譜



bostonpops

↑シンフォニーホールです。

(ちなみに、明るいですが、これが夜7時過ぎの明るさ。

このところ、8時まで外で遊べちゃう明るさです(^_^;))


4月まではボストン・シンフォニー・オーケストラが

コンサートをしているこのホールですが、5月から7月は

もっと気軽に聞ける、ボストン・ポップスが演奏しています。

(メンバーはシンフォニーとほぼ同じだそうです)


去年も、見てみたいなぁ、とずっと思っていたのですが、

やっと念願かないました~。


ボストンポップスのサイト を見ると、公演の予定や内容なども

結構詳しく出ていて、いつ、何を見たいか、聞きたいか、

ゆっくり検討することができます。



で、夫が遠征でボストンにいないとき、というのがまずは

公演選びの第一条件になっちゃうのですが(笑)、

そんな私が選んだのがFilm Nightの週。

映画音楽がフィーチャーされた公演です。

なんと、ジョン・ウィリアムズがゲストで、指揮をするとのこと!


ジョン・ウィリアムズといえば、ジョーズやスターウォーズや

E.T.やらなにやら有名な作品の音楽を作曲した

「映画音楽といえば!」みたいな人で。


ボストン・ポップスの19代目の指揮者をつとめて(1980年から

1993年)、今はときどき、Laureate Conductor(桂冠指揮者、

・・・名誉指揮者ってことですかね??)として指揮するそうです。



bostonpops

中に入っただけでなんだかどきどきわくわく~。

ステージの上にはスクリーンも。

演奏する曲によって、ときどき映画の映像も流されました。

(でもそうするとついスクリーンに意識が行っちゃって、

演奏がもったいない気がしました!)


なんだか天井も素敵な雰囲気だったのです・・・


bostonpops


でも写真だとわかんないな(笑)。


座席は、フロアに小さなテーブルと椅子が5~6個セット

になった席。公演前に注文して、簡単なサンドイッチや

フルーツなどの軽食、お酒もいただけます。

途中の休憩時間に追加注文もできます。


↓メニューと、注文の仕方の説明(裏が注文用紙)。


menu

でも、演奏中は食べるのに気を使う(笑)。

私たちは日本で言うなら野菜スティック?みたいな

ベジタブルプレートをお願いしたのですが、

セロリもにんじんもパリパリいうでしょ(笑)、

一緒に指揮されている気分で咀嚼しました(笑)(笑)(笑)。


ちなみに、今回はレッドソックスの球団スタッフ数名と

倫世ちゃんと一緒に行ってきました。


そう、レッドソックスの本拠地開幕戦、ボストン・ポップスが

来てたんですよー。リングを渡すセレモニーでも生演奏。

かっこよかったのです。

なのでみんなで見に行ったわけです。



今年のフィルムナイト、公演のスタートは、93年の

日本の皇太子殿下と雅子さまのご成婚のときにウィリアムズが

作った「Sound The Bells!」でした。(邦題は「雅の鐘」だそうです)

ちょうど日本に関わる曲が演奏されたなんて、これもなにかの

縁かしら?とか勝手なことを思いました(^_^;)。


その後は、Far and Away(遥かなる大地へ)から。

たまたまこの中の曲を、高校時代の留学中にマーチングバンドで

演奏したんだなぁ!!ということでまたまたなんだか縁のある選曲。


さらに「サブリナ」のテーマも演奏。


それから、イギリスの映画監督David Leanをトリビュート、

ドクトル・ジバゴ、オリバー・ツイスト、アラビアのロレンス、と

子供のころ、うちの父がテレビで放送されたものを録画して

見ていたような記憶があるなぁ、という映画が続きました。

(というわけで別の意味でなつかしかった)

映像も流れたのですが、この時代の映画のドラマティックさって

今とはなんだか全然趣が違って、ぐぐぐっと引き込まれました。



休憩後、後半はハリー・ポッターづくし!


いきなりの雷の音で、映画のオープニングを思わせる演出。

イギリスの女優さん、リン・レッドグレイヴがナレーション。

ストーリーの語りと、スクリーンの映像で、すっかりハリポタの

世界でした。いやー楽しかった!



終わりにするまいと頑張って拍手して(ってアンコールまで

もちろん考えてあるにしろ)、演奏された一曲目は、

前日公開になったばかりのインディー・ジョーンズから。

マット?のテーマ??と言ってたかな??

(メモは取ってたのですが、映画を見てないもので(^_^;))


そしてもちろん、次には、あのインディー・ジョーンズのテーマを

演奏してくれました。


最後の最後は、E.T.で締め!

照明も演出されて、ちょっと空へ飛んでいく気分。



なにしろ、楽しい指揮で、ハリポタの途中の曲(たぶんニンバス2000)

なんてほとんど指揮してなかったりとか(笑)

(してないように見えて、してたのかな?)

どんどん演奏者がみんな盛り上がって、楽しそうに演奏をしている

様子が手に取るようにわかって、こちらまで演奏している気分で

一緒に息継ぎしちゃったり体が揺れちゃったり。


あー、楽しくって上手な指揮の先生のときって、演奏してても

ホントに楽しかったよなあぁ!って思い出しました。


そして公演の後には、なんとジョン・ウィリアムズ氏にご挨拶!


bostonpops


ちょっとボケてる写真ですが(^_^;)。

倫世ちゃんと一緒に。


「あんなにたくさんある曲の中から、どうやって演奏する曲を

選ぶんですか?」

と、後先考えずについ聞いちゃったのですが、

「ディナーのコースを考えるようなものでね、アペタイザーから

順番にデザートまで組み立てていくようなかんじだよ」と

教えてくれました。


ひゃー。

なんだかすごいな。


もっとお話してみたかったけど、自分の無知がさらけ出される

だけのような気もしますから、ひとことだけで良かったのかもあせる


子供から離れて、こういう時間も貴重だよね、と倫世ちゃんとも

話をしました。

いい夜でした♪