『栗坊、久しぶりの低血糖発作』

今日、栗坊がまた発作を起こしてしまいました

昨日は、お誕生日おめでとう〜

なんて記事を書いていたのに…

この落差ったら

でも、安心してください

栗坊は、復活して

こーーーーーーんなして寝てますから〜

ということで、その時の様子を…

昨年の８月６日に大きな発作を起こし

夜間の救急に行き…

そこでぼったくられ（←思い出すと腹がたつ）

翌日、かかりつけに行き

夕方には復活

そんな栗坊が２回目の発作を起こしました。

栗坊の発作は、すずねちゃんの発作とはちょっと違います。

すずねちゃんは、よだれを流し目をかっと見開く系の発作。

静かですが、分かりやすいです。

しかし、栗坊の発作はとてもわかりにくい

ぼーーっとしてるのかな？

寝てるのかな？

と思ったら…まさかの発作だったという…

今回は、ハンモックに寝ていて起こりました。

そして、たぶん原因は脱水。

ハンモックの一番下に寝ていた栗坊の上に

次々とイタチたちが寝始め

一番下にいた栗坊は暑くなってしまい…

そして、そのまますーっと意識が遠のき

脱水になり…

低血糖を引き起こしてしまったようです。

（↑推測ね）

脱水ってほんと怖いのです。

大げさかもしれませんが

すべての病気の元は脱水からくるという説も。

低血糖は

もしかしたら、脱水が原因となっていることが

あるのでは…？とも。

※ちなみに、低血糖とインスリノーマは別モノですよー

もちろん、脱水だけが原因ではありませんけどね。

ということで…

以前の発作と同じような状況になってしまった栗坊。

前は、まさか栗坊が低血糖とは知らなかったため

まったく状況が分からず、急いで病院へ行きましたが

今回は違います。

まずは、自宅でなんとかすべく応急処置からです。

鼓動は普通、呼吸も普通。

ただ、意識がなく、目を開き、歯を噛み締め

口は閉じた状態。

そして、ぐったりとした体の栗坊。

まずは、クッションの上にトイレシーツを敷き

お尻の部分を乗せます。

※見本→元気なすずねちゃん

そして、２５％の濃度のグルコース（ぶどう糖）を

シリンジに入れ…

お尻から入れます。

尻からグルコースです。

静脈注射をするかのよに

ゆーっくりとゆーーくりと

お尻の穴から腸にグルコースを入れてあげます。

なぜ、お尻から？？

それは、低血糖の発作を起こすと

口をがっちり閉じてしまうから〜

※見本→元気なすずねちゃん

よく

「低血糖の発作が起きたら

歯茎に蜂蜜やバイトを塗ってすぐに病院へ行ってください」

と言われていますが…

それは口が開かないから〜

そして、糖は粘膜から吸収されやすいから〜

口からグルコースを入れるにはちょっとリスクが
ありますしね。
（もしかしたら
　飲み込めなくて喉につまっちゃうんじゃないかとか）

ということで、以前病院の先生から聞いた必殺技が
尻からグルコース
でした。

これね、素晴らしいです。

すずねちゃん、意外と発作回数が多いので
何度かこの方法でやっているんですが
めちゃくちゃ効きが早いんです。

おおげさですが、静脈注射で血管にぶどう糖を入れるのと
同じくらいの効果が見られるとか…
（自宅での応急処置としてはですが）

そして、お尻からグルコースを入れると
ほぼ９０％の確率でうんちとおしっこします。
（一緒にグルコースも出てきます〜）

なので、入れる前にかならずトイレシーツを敷いた
方がいいんです〜

最初は、仰向けの状態でお尻の穴から入れるのが楽なんですが
（お尻の穴がゆるんでるので入れやすい）
うんちがシッポについちゃいますしね。

なので、ちょっと入れにくいですが
横向きにしてゆーーっくり入れてあげるとよいです。

一度うんちしたら
またちょっと時間をおいて入れてあげます。

量は適当で大丈夫だそうです。
※今回は1回２.５ｍｌ位を４〜５回に分けていれたかな？

必要な分だけ腸に吸収されて
余分なグルコースは、自然に流れ出てきますから。

今回の残骸…

すずねちゃんの場合は
お尻からグルコースを入れると１５分位で
意識が戻り、口をペロペロし始めるので
口が開いたら、口からもちょっとグルコースを入れて
あげるようにしています。

でも、栗坊の場合はちょっと大変でした。

全然意識が戻らなくて…

尻からグルコース２回目の時
血糖値があがったと同時に痙攣を起こしました。
そして、それがおさまると
ちょっとしゃっくりに似たような呼吸をし始め…

正直焦りましたが

しばらくすると、おさまってきました。

口もちょっとずつ開き始めたので
グルコースと経口補水液（市販の物）と
最近、脱水予防に使ってるMRN-100（毎食に入れてます）

そして、病院からもらってるSTMという水を
こまめに口に入れてあげました。

首や背中をつかんだら、やはりかなりの脱水状態。

とにかく、水分補給をせねば。

そして、なんとか１時間ちょっとしたら
少しずつ意識が戻り、舌を出してぺろっと水を
飲むようになりました。

ここからが重要。

グルコースであげた血糖値は、このままだとすぐに
下がってしまうので
血糖値を維持するために、ご飯を食べさせる必要が
あります。
（ステロイドなどの薬をあげてる人は
　グルコースで血糖値をあげてから、ステロイドを
　飲ませ、血糖値を安定させるのが良いそうです）

栗坊は、ステロイド治療はしていないので…
グルコースの後、ご飯を食べさせ血糖値を安定
させることに。

ということで、いつものふやかしフードを
口元に持っていくと…

食べた。

栗坊「僕、ご飯食べたよ」

よかった〜〜〜〜〜っ

がっつがっつ食べ始めました。

こちらも、残骸…

そして、水分補給のためにゼリーもあげると…

食べた。

おいしそうにがっつく栗坊

もう一安心です。

途中、病院にも電話して指示を仰いだりして。。

栗坊復活の状況を伝えると
「その様子なら大丈夫」
と言われ…

病院にも行くことなく

こんな状態になった…
という分けです〜

あーーーーーーびっくりした。

そして

あーーーーーーよかった。

もちろん、今は完全復活して
ご飯も普通どおりに食べて
グースカ寝ていますよ〜

しかし、久々の発作で焦りました。

でも、ほんと復活してくれて良かったです〜

そんなクリギン家のドタバタな１日でしたとさ

おしまい