【朝コラ】ここが違う「勝ち組CIO」 | (仮)アホを自覚し努力を続ける!

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数字で見る成功者たちの実態
(キム・S・ナッシュ)

 ビジネス・サイドに深く食い込んで仕事をするCIOたちは、CEOに直属していたり、非ITの領域の業務を率いたり、CIOの平均を上回る報酬を得たりしていることが多い。そんな実態がCIO Magazine米国版の年次読者アンケート調査「2012 State of the CIO」から明らかになった。


 IT部門を真の仲間、あるいは新風を巻き起こす存在として扱う会社のCIOは、そうでない会社のCIOに比べて、組織の向こう1年を明るく見通している。その割合は前者が48%、後者が34%だ。

 特別な存在に上り詰めたという自負を持つ彼らの目には、物事が他のCIOたちとは違うように映るようだ。あるいは政治や経済情勢の悪化、気まぐれな顧客という現実が目の前にあっても、目覚ましい統計データばかり見慣れているせいで、自らの実力に一層の自信を持ち、主導権を発揮している自負を維持できているのかもしれない。

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 今年の「State of the CIO」調査では、真の仲間あるいは新風を巻き起こす存在と見なされているCIOたちに以下のような傾向が見られた。


■CEOに直属している:このグループの60%がイエスと回答。これに対して残りのCIOたちの中でCEOに直属すると回答した人の割合は38%だった

■ビジネス経営委員会のメンバーである:85%がメンバーであると回答したのに対し、残りのCIOたちの中でメンバーであると回答した人の割合は66%だった

■セキュリティやオペレーション、顧客サービスなど、非ITの領域を指揮している:68%対57%

■技術を用いてリスク管理プロセスを改善している:40%対28%

■ソーシャルメディア関連の大きな取り組みを完了させている:37%対24%、クラウド・コンピューティングの導入が済んでいる:36%対28%、eコマースやデジタル戦略の分野の大きな取り組みが完了している:25%対16%

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 勝ち組のCIOたちは、競合社の動向把握も優先課題に据えている。調査で競合に関心を持っていると回答したCIOが全回答者のうち50%だったのに対し、このグループでは66%が関心を持っていると回答した。革新的な新製品やプロセスが2012年にチームが成し遂げた最大の業務になるだろうと予想するCIOの比率は38%対28%だった。さらに、競争優位性の確保に役立つ新製品や新サービスを投入し、非IT部門の社員との関係を深めるという回答は60%対40%だった。

 “鶏が先か卵が先か”の議論のように見えるが、これだけの活動を担う勝ち組CIOたちは、比例的に大きなIT予算を割り当てられている。勝ち組のCIOたちに割り当てられるIT予算は売上げの5.8%なのに対し、他は4.7%だった。そして、もちろんのことながら、勝ち組CIOたちのほうが平均的に高い報酬を得ている。勝ち組CIOたちの平均年収は24万5,000ドルなのに対し、残りのCIOたちの年収は21万8,000ドルだった。