小学生時代の回想を続けます。
長嶋茂雄の引退と同時に、
巨人軍の連続優勝も9年で終わり、
ひとつの時代にピリオドが打たれました。
そのあとしばらくの間、巨人軍と、
俺の巨人軍への想いを支えてくれたのは、
ONのもう一人、世界のホームラン王、王貞治でした。
長島引退の翌年(長嶋監督の一年目ですね)こそ、
長島の引退により、王へのマークが集中したことなどもあり、
それまで守り続けたホームラン王の座を、田淵幸一に譲ってしまいました。
一少年ファンとしても、大ショックでした。
なにしろ俺はその当時、生まれてこの方、
王貞治以外がホームラン王を取ったのを見たことがなかったんですから。
ほんとに「一生、王がホームラン王なんだ」
って、どこかで思ってました。
当時、限界説すらささやかれたのをよく覚えています。
でも、王はその後、翌年から引退までの5年間で、
49、50、39、33、30本と、
なんと201本のホームランをかっ飛ばして、
世界記録を打ち立てました!
700号、755号(世界タイ記録)、756号(世界新記録)、800号と、
節目のホームランはテレビで観てましたね。
これを書きながら、756号は放送開始前に打ったので、
生中継開始してすぐにVTRが流されて、
一瞬、何が何だかわからなかったのを思い出しました(笑)
当時の子供は、俺も含めてみんな、
左打ちの一本足打法をよくマネしたもんです。
でも、打てるわけがないんだけどね(笑)
王のホームランに夢中になっていた、
巨人ファン小学生時代でした。