異空間を知る | 「冒険への誘い」

「冒険への誘い」

栗原邦夫のアメブロへようこそ

前回でサッカーの面白さを教えてくれた叔父からの、

次なるマニアックなプレゼントは、動植物、昆虫でした。


当時、大学院の研究室で、森林動植物を研究していた叔父は、

当たり前ですが、動植物、昆虫大好き。

その影響をモロに受けたくにおくんは、

どんな質問を浴びせかけてもすぐに返ってくるという、

魔法使いのような叔父に、さまざまなところに連れていってもらい、

普段では味わえないような体験を積み重ねました。


叔父の部屋に行けば、写真やイラスト満載の専門書が並び、

大学院の研究室に行けば、さらに宝物レベルのような資料。


イリオモテヤマネコ研究の第一人者や、

何だかよくわかんないけど、すっごいマニアックな研究をしている大人がたくさんいましたし、

子供の話を、ちゃんと聞いてくれて、ちゃんとこたえてくれました。


大人になった今、ああやって真っ正面から、自分の得意分野について、

子供と向かい合ってくれる大人がどれだけいるのかな?

少なくとも自分はそうありたいな、

なんてことを考えてしまいます。


叔父について行くと、こんなことが起こります。

研究目的なので、腕章を巻いていると、

森の中のとんでもないエリアにまで入っていけるのです。

立ち入り禁止区域ですから、もちろん他には誰もいません。


それは、例えようもない異空間でした。

そのワクワク感たるや、今こうして書いていても胸が高鳴るくらいです。


そんな影響あってか、蝶の採集をして標本を作るという、

当時の小学生にしては生意気な趣味を持ちまして。

夏休みの宿題に、お菓子の箱をうまいこと加工して作った、

「蝶の標本」

を、部屋に飾って置いたのをよく覚えています。


この叔父の影響は、いまでも時々顕在化します。

このブログ上では、次に顕在化するのは中学生の時です。