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祖父母が私と私以外の人間に向ける顔は共に冷酷無慈悲でほとんど顔は変わりません。ただ私以外の人間に向ける冷酷無慈悲な顔、私に向ける顔はそれよりも何倍もの冷酷無慈悲な顔です。周囲も分かってますが、仕返し怖くて何も言えません。一方、母は私に向ける顔と私以外の人間に向ける顔は180度違うので、周囲にいくら訴えても誰も信じてくれません。なので理解を得難いです。


よく私の家族の話を聞いてくれる人たちからいわれるのはできないそんなに辛い思いをしているのに、なぜ泣かないのかと言われるのですが、泣かないのではありません。泣こうものなら殺されるような家庭で育ったため、泣けなくなってしまったのです。


東日本大震災から13年。あの震災を思い出すと、当時、大勢の方々の悲しむ映像、あの未曾有の災害の映像を見ながら、他人の不幸が大好物の祖父母が、「面白い」「楽しい」と腹を抱えてゲラゲラとずっと大笑いしていた日々が思い返されてしまい、気分が悪くなってしまいます。あの大地震が起きた時、今は亡き愛犬がびっくりしめ右往左往している姿を見ながら津波の映像を見ながら、二人ともゲラゲラ大笑いしていました。人ではないと思いました。鬼や悪魔より冷酷無慈悲だと思いました。

あの時、私は帰宅してすぐに愛犬を抱きしめて、母は1番に弟の遺骨が入った骨壺を抱きしめていました。母の行動にも私は違和感しか感じませんでした。大地震が起きた瞬間、母と一緒にいたのですが、母が最初に発したのは

「◯◯ちゃん(弟)、大丈夫かな。◯◯ちゃんに何かあったらどうしよう。◯◯ちゃーん」

そして帰宅の道中、ずっと母は弟の遺骨さえ無事なら良いと叫んでました。可愛い可愛い愛犬の命の事は頭に無かったようです。今生きている方より死んだ方を心配するのかと思いました。

私には、祖父母も母も彼らは普通と違うとしか思えないのです。



母方の祖父母は常に自分たちが主役、中心にいる事に執着して、常に騒いで大暴れするので、私の弟の葬儀(祖父母からは孫)の時も最初から最後まで大騒ぎ大暴れしてました。弟の葬儀の時、親戚は呼ぶつもりはありませんでした。なぜなら私ももちろんですが、弟も親戚に会った事が無かったからです。祖父母が親戚との交流を私たち姉弟に禁止してました。もっとも私たちの存在すら親戚に伝えてませんでした。しかし、弟が亡くなった時に祖父母が親戚を呼ばないと自分たちの名前に傷がつくだの、親戚呼ばないと世間が許さないだの叫んで大暴れして、仕方なく承知しましたが、私たちが直接親戚に連絡を取る事を祖母は許さず、祖母が親戚に連絡しましたが親戚は親戚でも、職業が医者の親戚のみに連絡し、その他の親戚には伝えず、また参列も祖母は「あんたらとあたしが同じ人種に勘違いされる」と言って許しませんでした。弟の葬儀で親戚とは「はじめまして」でした。参列を祖母に許された親戚からは「お孫さんがいらっしゃる事は知らなくて、すみません」と言われました。また、祖母は弟の葬儀の事を御近所さん達にも「来なかったら恨む」と隈無く伝え、その方々にも私たちの存在を祖父母は隠していたので彼らからも親戚と同じく「お孫さんの存在を全く知らなくて、どれくらい同居されているんですか?」と言われました。そうは言っても、祖父母は弟の事も私の事も「孫ではなくて居候している同居人」と言い張りました。

葬儀中、大騒ぎ大暴れする祖父母の面倒は私と母はもちろんですが親戚も葬儀会社の方々も全員総出でする始末でした。静かに焼香もあげられないのか、静かに手を合わせる事も出来ないのかと、全員祖父母に隠れてコソコソ話してました。もっとも、祖父母は「めんどくさい」「こんなのにあたしたちが出るなんて世間に知れ渡ったら、名前に傷がつく」と散々叫んでいました。葬儀後、母と参列させるのではなかったと後悔しました。弟の葬儀が終わるやいなや祖母の頭の中はいただいた御香典で一色。

「香典は全てあたしによこせ」と

母から香典の額を記したノートを引ったくり、満面の笑顔で読み始め、読み終わると、

「ちょっと少ないよ。今すぐ全員に、もっとお金よこすように連絡して」

世間知らずなので、御香典の一般的な相場を祖母は知りません。


祖母は祖父の葬儀の時も1人で大騒ぎ大暴れしてました。以前の記事に書いてあります。本来、祖父の妻として祖母は喪主を務めなければなりませんが、祖母は

「そんなのめんどくさいから嫌」と言い張り、完全拒否。その後の色々な手続きも完全拒否。手続きするのに祖母がやらないので母と私でやりましたが、その際の委任状等に祖母は名前を直接書かなければならないのですが、それも拒否。親戚や知人が必死で祖母を説得して、何とか書かせましたが、1文字書くだけでも大騒ぎ大暴れで、その1文字のために何日も費やすという始末でした。けれども、香典含め祖父の遺産は全てよこせでした。祖父が亡くなった事を伝えた時も祖母はまず

「遺産は?」

その後

「国葬にしないと。〇〇会社(祖父が勤めていた会社)に総力をあげて葬式するよう連絡して。国がやるんだから〇〇会社の社運がかかるって。葬儀委員長は〇〇総理大臣に弔辞はもちろん天皇陛下にやらせてあげて」


祖父の葬儀中も弟の時と同じく全員総出で大騒ぎ大暴れする祖母の世話に忙しく、うるさい葬儀でした。


母の結婚式の時も親戚の結婚式の時も他人の結婚式の時も祖父母は大騒ぎ大暴れして周囲が必死に面倒みてたと聞いているので、なぜ彼らは静かに出来ないのか。常に自分たちが中心でないといられないのか。