今日は、全国の観光地を紹介する「今日の景色」シリーズです
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『喜多院』
小江戸川越にあるお寺です
川越大師として知られる喜多院は、天長7年(830年)、淳和天皇の勅により慈覚大師円仁により勅願所として創建されました。
その後、元久2年(1205年)兵火で炎上の後、永仁4年(1296年)伏見天皇が尊海僧正に再興せしめられたとき、慈恵大師(元三大師)をお祀りし関東天台の中心となりました。
そして、寛永15年(1638年)の川越大火により現存の山門を除き堂宇はすべて焼失してしまいました。
しかし、3代将軍徳川家光公は堀田加賀守正盛に命じてすぐに復興にかかり、江戸城紅葉山(皇居)の別殿を移築して、客殿、書院等に当てました。
その際、江戸城内の家光誕生の間や春日局化粧の間が、喜多院の書院、客殿として移築されたのです。
住職であった天海が家康と関係があったため、とりわけ徳川家とゆかりの深いお寺です。
門の前には、その天海大僧正の銅像も建てられています
その他慈恵堂、多宝塔、慈眼堂、鐘楼門、東照宮、日枝神社などの現存の建物を数年の間に相次いで再建し、それが今日文化財として大切に保存されています。
多宝塔
総高13m、方三間の多宝塔で本瓦葺、上層は方形、上層は円形、その上に宝形造りの屋根がのります。
江戸時代初期の多宝塔の特徴が表れています。
慈恵堂
慈恵堂は、比叡山延暦寺第18代座主の慈恵大師良源(元三大師)をまつる堂宇です。
現在、喜多院の本堂として機能し、中央に慈恵大師、左右に不動明王をお祀りし、毎日不動護摩供を厳修しています。
なお、堂内には正安2年(1300年)に造られた銅鐘があり、年に一度だけ除夜の鐘として、世界平和とすべての人々の安泰を願い撞かれています。
現在、喜多院の本堂として機能し、中央に慈恵大師、左右に不動明王をお祀りし、毎日不動護摩供を厳修しています。
なお、堂内には正安2年(1300年)に造られた銅鐘があり、年に一度だけ除夜の鐘として、世界平和とすべての人々の安泰を願い撞かれています。
五百羅漢
日本三大羅漢の一つに数えられます。
この五百余りの羅漢さまは、川越北田島の志誠の発願により、天明2年(1782年)から文政8年(1825年)の約50年間にわたり建立されたものです。
人間の喜怒哀楽をよくとらえた様々な表情の石仏が全部で538体が鎮座しておりいます。
この五百余りの羅漢さまは、川越北田島の志誠の発願により、天明2年(1782年)から文政8年(1825年)の約50年間にわたり建立されたものです。
人間の喜怒哀楽をよくとらえた様々な表情の石仏が全部で538体が鎮座しておりいます。
仙波東照宮
家康公の遺骸を日光に運ぶ途中に喜多院で法要を行ったことから、日本三大東照宮のひとつである仙波東照宮も建てられています。
境内には他にも多くの文化財や史跡があり、多くの参拝客で賑わっています。
正月はだるま市・2月は節分会・春は桜まつりなどの催し物が開催され、四季折々の寺の風景も楽しめます
川越観光の際には外せないスポットですね
喜多院
〒350-0036
埼玉県川越市小仙波町1-20-1