スクールカウンセラーの栗原です。よろしくお願い致します。

 

私は13年前、県立高校の教員を早期退職して、北海道に行き、不登校になった子ども達の相談などをしていました。その間、スキーのインストラクターや農業の手伝い、ヒグマの観光施設などに勤務していました。その後、神奈川県に戻り、公立高校や私立高校、私立通信制高校で英語を教え、7年前にスクールカウンセラーになりました。3年間勤務し、2年前に公認心理師の資格を取得して、現在も放送大学で心理学を学んでいます。

 

中学では柔道、高校では応援団、大学ではアイスホッケーをやりました。趣味はと聞かれたら、ワンコと暮らすことですと答えるほど、ワンコ好きです。今はコリー2頭と暮らしています。また、生徒達からは、「Kuri-T」と呼ばれていました。定時制高校に勤務していた時に、生徒がつけてくれたニックネームで、とても気にいっています。

 

さて、皆さんは、カウンセリングをどのように考えていますか?悩みや心配事がある人だけが利用するものとか、思っていますか?

 

私の好きな言葉に、「過去と他人は変えられないが、未来と自分は変えられる」というのがあります。心理学者・アドラーは、人生(生き方)とはいつでも選択可能なものであり、過去にどんなつらいことがあったとしても、これからどう生きるかには関係がない。人は変われないのではなく、ただ「変わらない」という決心を下しているに過ぎない。いま幸せを実感できない人に足りないのは、能力でもないし、お金でもないし、恵まれた環境でもない。変わること(幸せになること)に伴う「勇気」が足りないのだと言っているのです。

 

思い込んでしまう「悲しみ」「心配」「落胆」「寂しさ」「傷つき」などの感情は消せません。しかし、カウンセリングにより、新たな思い(目標)を創りだせば、「悲しみ」「心配」などは薄らいでいき、新たな生き方ができます。カウンセリングとは、自分の未来の目標を明確にすることです。その目標に向かって行動すれば、ストレスは生じないのです。

 

「迷った時、その答えは自分の心の中にある。」という私の好きな言葉があります。その答えを引きだすのが相談力と言われています。相談力とは、人に相談する力です。こんな事でカウンセリングを受けても良いのだろうかと考えないで、気軽にカウンセリングを受けてみてください。

 

カウンセリングの申し込みは、担任や保健室、教育相談の先生を通してください。