浪江町、帰還困難区域Y牧場にて。
原発事故で人が消えた場所で生き抜いて来た命。
牛と月の輪猫ちゃん。
想えばたくさんの試練があって、
たまにしか口に出来ないご飯を待ちながら、
ちょこんと座ってる月の輪ちゃん。
その傍にはいつも牛がいたんだよね。
月の輪ちゃんが生きて来た象徴的な風景だと思う。
このパネル写真は、カメラマン太田さんから頂きましたm(__)m
そして、その月の輪ちゃんですが・・・
我が家にやって来ました、2か月ちょっと前に。
思い入れが強すぎて放っておけませんでした
結石でおしっこが出なくなって、
全然人慣れしないまま入院したり、
未だにシャ~って言いながら猫パンチも
繰り出しつつ庭を眺めたりしています。
時々ショコちゃんが様子を見に来て、
柵越しにお互いクンクンしています。
目の表面に傷もあって、いつも涙が出ていますが、
駆虫が終わったらなるべく早くケージから出してあげたいと
思っています。
過酷な環境ではあったけど、
牧場周辺を自由に歩いてた子なので、
ケージ暮らしは相当のストレスなのでね。
2016年12月 牧場の牛舎にいた時の月の輪ちゃん。
これからは家猫として、
ご飯の心配のない、零下の夜のない、敵のいない、
のんびりした日々を過ごして欲しいと思っています。