今日は、犬とり名人シェルターからの猫の搬送があり、
MAXのスピードで給餌をしたかった。
まず、除染しているポイントは作業が始まる前に
全て潰し終え、残るポイントも走り続ける。
猫に届け!と、置いていく。
最後のちゃんとしたご飯はいつだったのだろう?
どこのポイントも一粒のフードさえも残ってなくて、
日にちが開いてしまったこと、ごめんね、って思う。
途中、道路を横切り林に消えてく猫を見掛け、
すぐにクルマを降り追いかけるも見失ってしまう。
そして・・・
この夏、授乳中でリリースした白グレーちゃんを
保護したくて掛けたポイントだった。
午前中の3時間では厳しくて、猫達が出てくる夕方に
掛けられるよう、時間を作らなきゃ駄目だ。
圏内を出る前、猫達のお迎えに、
犬とり名人シェルターを訪れる。
大賑わいのワンちゃんたち。
外の犬舎にも複数の子がいて、猫も50匹は
いるだろうか?
しかも、この日は名人たった一人で
散歩からお世話をこなされ、なんともうひとつ
大きなことを考えておられるらしい。
一番奥のフェンスにいる茶色のワンちゃんは、
震災の翌年、ワタシが見掛けて名人が掛けた
捕獲器に入った子で、今も人見知りして
ケージは出入り自由なのに隅っこにいることが多い。
震災後生まれで人間を知らずに大きくなった
こういう子も、もっと外の空気を
吸わせてあげたいとの思いがあるのだそう。
こんなに大勢の子を抱えて、
むしろ現地では敵対視されることも多く、
自身が被災者であって動物の為にここまで
全てを投げ打ってやっておられる。
今朝も避難先からシェルターに向かう途中、
帰還困難区域津島でクロ茶の猫を保護されていた。
そして、こんなに大変な中、
夏にワタシが保護して預かってもらっているパンダ号、
名人にはかなりスリスリになってると聞いて
ケージを覗けば・・・
アンタ誰?
誰にでも心許すと思ってんの
んが~~~
今日も何のお手伝いも出来ず、数匹の猫をキャリーに
入れてもらって、パンダ号はまだお預けにして
シェルターを猛スピードで出た罪なワタシ。
幾つの季節が巡っただろう?
圏内はもう何度目かのススキの季節がやってきた。
たくさんのものを失い過ぎて、何故か後悔という言葉しか
残らない圏内でのレスキュー。
答えが見つからないまま、まだ終止符を打つ事は
出来なくて・・・今、少し苦しい。
居眠り運転でガードレール激突寸前
ヒヤリハット数回
戻ったカフェのHOMEでは・・・。
みんな、必死に生きてるんだから、
ワタシもやるっきゃないですね