溜まった雨水が飲めるようにと
動物達のために置かれた洗面器は
何処も空っぽ。
乾ききった20km圏内。
限られた時間の中で、水の補充までは出来ないけど
仔猫が居ると聞いたお家にくらいは、と
湧き水を提供のお家から水を運び、
フードを添えて置く。
今度、保護できる時は必ず助けに来るからね。
こんな日は、
イノシシ一家くらいしか姿を見せない。
うり坊が数匹とお母さん、実は草の中にもいる。
かなりの子沢山家族。
フードを入れてから中5日間。
いい減り具合だと思う。
わたしは、この給餌器を満タンにするほどは
入れられない。
持って行けるフードと箇所数を計算しなくては
ならないから。
数匹の猫ならこんなものかな、と思う。
木炭は、某個人ボラさんの方法をパクらせて頂きました。
名前も知らない黄色い花が一面。
一見、花や木、蛇に虻、蝶にトンボ以外
生命を感じることは無いが、
暑さに身を潜めているだけの猫たち。
新しく、無い頭をひねって考案した給餌器。
長期帰還困難区域で、給餌がキツイ場所が何箇所かあり、
いつも警察車両を気にしてはらはら・・・。
何とか、時間短縮で置ける方法を考えた結果。
奥行きのあるゴミ箱に、カラスよけの黄色いビニールを装着。
傾斜のある場所だと、雨も入らない。
以前、大熊のR6そばのストレス度AAAの場所で
案外役に立ってたので改良を加えた。
今回、チームで動いてたボラさん達に自慢したところ
鼻で笑われた。
とらまるさんの給餌BOXを超えた?と言った後
激しい後悔に襲われる。
何か、少しでもいき抜くこと考えないと、もう駄目になりそうになる。
今日は、長期帰還困難区域の給餌依頼のお宅で
アクシデントがあり、あまりに情けなくて泣きそうになった。
また、屈辱、濡れ衣・・・。
ま、いいか、そんなことどうでも、もう落ちるとこまで落ちてる。
今日は、シェルターがいっぱいで、捕獲器は掛けなかった。
少し涼しくなる頃、また保護出来るといいな、と思う。
首都高を外苑で降りると、浴衣を着た若い子たちが大勢、
信濃町駅から溢れてた。
ああ、神宮の花火大会なのね、と思い出し、
ほんの4時間前居た場所とはうって変わって、
今はやっぱり都会が好きだと改めて思う。
辛すぎるから、福島は。
おまけ・・・
ぺろり~ん
昨年夏、現在の長期帰還困難区域で保護した
らっきょちゃん。
一年経って、運命の里親さんが迎えに来てくれたんだ。
ずっと、ココロに引っかかってた子。
それから・・・。
昨年、零下の圏内で、この日保護出来なくて、
どうしているかずっと案じてた。
そして、一ヶ月後やっと保護出来たNISHIDAI君。
捕獲器を掛けてすぐ、目の前まで警察車両が近づき
シートに倒れて身を隠したこと思い出す。
昨年の冬から1年と数ヶ月暮らしたシェルターで、
わんぱくキャラ全開で、ボラさんみんなに可愛がられてたけど
今度はとうとうお家の子になれた。
一匹、一匹の保護を今でも鮮明に覚えてる。
里親さん一人ひとりに「ありがとうございます」って、言いたい。
わたしにとっても大事な子だから。
埼玉ねこもいるからニャ~
そうですね。
どの子だって、ただひとつの命。
ゴミみたいに捨てんじゃね~よ
*アニエイシェルターにて
センター引き出しの子、
アイボリー色がたまらないハンサム君