今年もたくさんの気象災害が起きましたね。

 

ここ数年は毎年のように、激甚化している【気象災害】が発生しています。

 

そしてこれは日本だけではなく、世界中で発生している国際的な問題です。

 

たとえば、今年の7月に欧州で発生した大洪水で、多くの犠牲者がでたことは記憶に新しいと思います。

 

 

 

この気候変動に関して、G20でも議論されているところですが、その提言をしている国際団体の【最新レポート2021】が公開されました。

 

 

 

 

レポートの内容を少しまとめてみたいと思います。

 

 

 

 

 

 

 

レポートの目標

このレポートの目的は、

「世界の平均気温の上昇を産業革命以前に比べて2℃より大幅に下回ること」

となっています。

 

お気づきの方もいると思いますが、【パリ協定】の目標と同じです。少し説明します。

 

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パリ協定

世界の気候変動に関する取り組みは、

「気候変動枠組条約締約国会議(通称:COP)」

で議論されています。

 

1992年(30年前)に世界が気候変動の危機を感じて議論し、1995年ついに画期的と言える、「気候変動枠組条約締約国会議(通称:COP)」が始まりました。

 

 

その後、日本が各国を説得することで、世界で初めて”先進国の拘束力のある削減目標を明確に規定”した、

「京都議定書」

が、1997年「気候変動枠組条約第3回締約国会議(COP3)」(開催地:京都)において各国合意のもと採択されました。

日本が誇れる世界的な取り組みです。

そして、さらに議論が進められて、2015年「気候変動枠組条約第21回締約国会議(COP21)」(開催地:パリ)にて、”気候変動に関する2020年以降の新たな国際枠組み”である、

「パリ協定(Paris Agreement)」

が採択されました。

 

その、「パリ協定」の目標が、

"17:  in order to hold the increase in the global average temperature to below 2 ˚C above pre-industrial levels by 
reducing emissions to 40 gigatonnes or to 1.5 ˚C above pre-industrial levels."

 

決定条項17 世界の平均的な温度上昇を、産業革命以前から2℃より大幅に抑えるためには、温室効果ガスの排出量を40ギガトン削減するか、産業革命以前の気温より1.5℃に抑える必要がある。

となっています。

 

詳しくは、UNICEFのページに記載されています。

※日本語のページを見つけることができませんでした。

※低学年向けバージョン(簡単な単語)

※英語版を選択してダウンロードしてください(PDF)

 

 

 

もちろん、「持続可能な開発のための2030アジェンダ/SDGs」(項目13番)とも連動しています。

 

 

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最新レポートの概要

前説が長くなりましたが、レポートの概要です。詳しくは次回に書きたいと思います。

 

メインタイトルは、

「G20は、1.5℃ルールを全然守れてないじゃないか!!」

となっています。先進国と新興国の多くが、どれだけ協定を守れていないかを伝えたいようです。

 

レポートでは、

「2021年の8月までに、G20のうち14の国が、2050年までに温室効果ガスの排出量を実質ゼロにすると発表しました。

これは、全世界の温室効果ガスの61%になり、実施されれば1.5℃ルールに大きく貢献します。

また、カナダ、EU、フランス、ドイツ、日本、韓国、英国は、世界の温室効果ガスの排出量の14%を占めていますが、法律で排出量実質ゼロの目標を定めました。

※ただし、ドイツと韓国はどの温室ガスをゼロにするのか記載がありません

 

でも、もう少し野心的な短期の目標設定をしなければ、達成は困難でしょう。

と伝えています。

 

 

また、達成への取り組みの状況については、

 

 

とのことです。

 

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 次回は、もう少し詳しく見てみましょう。

 

 


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