荒れ果てた船揚場。海面上昇の影響であろう。
昔、「棒が1本あったとさ」という絵描き歌があって、その歌詞の中には「6月6日の参観日 雨ザーザー降ってきて」という部分があった。
しかし、以前もこのブログで触れたことがあるが、正式な歌詞は「6月6日 雨ザーザー降ってきて」であり、「6月6日の参観日 雨ザーザー降ってきて」ではなかった。
だがそれはそれとしても、6月が参観日の季節であることは確かである。
新年度が始まってようやく子どもたちも落ち着いてきて授業が軌道に乗り始めたこの時期は、授業参観にぴったりな季節なのであろう。
子らが通う小学校でも過日授業参観があり、子④(妻)が参観してきた。
参観日前の食事のとき、参観日のことが話題になった。
ところが子②(小4女児)も子③(小2女児)も「うち、手挙げないからね。」みたいに宣言していた。
参観日当日、子④は子③→子②→子①(小6男児)の順に参観したそうだが、事前の宣言通り、当日は子②も子③も全く手を挙げなかったそうだ。
特に子②は授業中ほとんど爪噛みに終始しており、心ここに非ずといった感じであったという。
ただ、子③の教室には生徒たちの絵が飾られていたが、子③のそれは出色の出来で、5~6年生の絵の上手な子が描いたのではないかと見紛うばかりであったようだ。
一方で子②のクラスの授業はとても騒がしかったらしい。
とはいうものの、親が参観に来るというのは一種の非日常に相違ないので、男の子たちが興奮して良いところを見せようと騒ぐのも頷けるし、女の子たちが照れて手を挙げないのも分かる気がする。
そこへいくと子①の6年生の授業は流石にピシッとしたものだったという。
ただ、先生の質問に対しみんなが挙手して答えようとしているのに、中に1人、超目立ちたがりの子が居て、先生が当てる前に勝手に答えを言ってしまうため、だんだんみんなが白けて来てたということはあったようだ。
参観後の休み時間、子①がトイレでその目立ちたがりの男の子に「お前あれ何だよ?」みたいに皮肉ったところ、「とても積極的だったって親に褒められた。」と言っていたとか。
タレントたちがてんでんばらばらにしゃべるのを良しとするお馬鹿テレビのバラエティー番組の見過ぎなのかもしれない。
日本の小学校では、概ね参観日と前後して入梅となり、梅雨が明けるとプール開き、そして夏休みと季節が移ろっていく。
そこのところだけは昔も今も変わらない。
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