恋愛結婚にせよお見合い(婚活)結婚にせよ、やはり「育ち」は近似していた方が良い。
例えば毎朝のあれこれ。
私の父は郊外の官舎から時間を掛けて都心に通勤していたサラリーマンであり、朝は当然忙しかった。
家族もこれに合わせて、朝ごはんはお粥と佃煮とかパンとマーガリンとかでごくごく簡単に済ませるのが通例であった。
これだと時間がかからないし、母の洗い物も楽である。
これに対し、子④(妻)はほぼ毎朝グリルで鮭を焼き、お米を食べる。
そのこと自体は悪いことではないのだろうし、食育などの観点から言っても間違ってはいないだろう。
しかし食器洗いは全て私の仕事である。
朝の出勤前の忙しい時間に毎朝グリル洗いを余儀無くされ、その余の食器類も多いため余計な手間と時間を取られる。
そのうえ朝の洗濯物干しも私の仕事である。
私は大量かつ面倒な食器洗いと大量の洗濯物干しを毎朝出勤前に急いでこなし、片道2時間半かけて都心に通勤しているのである。
それとなく聞いてみると、3世代同居だった子④の実家では、毎朝必ず鮭を焼き、味噌汁とご飯にその他のおかずを用意してゆっくりゆっくり食べていたのだそうだ。
どうしてそういうことができたのかというと、子④の実家は自宅敷地で家族経営の工場を営んでおり、両親・祖父母とも時間に追われて急いで出勤する必要が無かったからである。
朝ごはんが終わると、食器類をテーブルに残したままみんなでごろんと横になってひと休みしたうえで、「じゃあぼちぼち」みたいな感じで仕事に取り掛かるのだという。
そのこととも関係するが、子④は、朝、出勤する夫を見送るということをしない。
「いってらっしゃい。」の声すら掛けない。
自分自身も「行ってきます。」と言って出て行かない。
「よろしくお願いします。」みたいな言葉を発してそそくさと出ていく。
たぶん、両親も祖父母もそのようなことをしない朝の過ごし方をしていたため、子④には朝のお見送り」等の習慣が身に付いていないのであろう。
残念なことである。
確かに、それぞれの家にはそれぞれのスタイルがあるのであって、どちらが正しいとか間違っているとかそういうものではない。
しかし、気遣いができる人ならば、柔軟にその家庭に合ったスタイルに変えていくこともできるだろう。
だが子④は自分のスタイルを変えようとはしない。
小さなことだが、毎朝結構なストレスとなって蓄積されているのは確かである。
一般論としていえば、婚活中の方々、結婚をお考えの方々は、できれば育ちの近似した人と一緒になったほうが良い。
さもなければ、育ちは多少違っていても良いから、気遣いができる柔軟で優しい人を選んだほうが良い。
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