去年の年末に悪性脳腫瘍を発症して腫瘍摘出手術を受けた子①(小6男児)。
その後年明けから陽子線照射治療を約2か月に渡って受け、さらにその後小児肝臓病の専門病院に入院して肝生検を受けた。
その肝生検の正式な結果はまだ聞いていないが、並行して子①は先日、子④(妻)に付き添われて腫瘍摘出手術をしてくれた大学病院で経過観察のための検査を受けた。
そうしたところ、脳内に再発を窺わせる白い影が再び見られたのだという。
医師が書いてくれた診療所見には「白影増強」「経過観察を要す」というような文字が見えたという。
何かが確定された訳ではないが、脳内に白い影が見られたことは確かなようである。
先生は子④に「ときどきお子さんの背中をさすってあげてくださいね。」みたいな意味のこともおっしゃったらしい。
医師の話によれば、その種の白い影は陽子線治療を終えた段階で見られることも有り得ないことではないし、また放射線科の医師は「再発だとするとちょっと早すぎる。」というような意見を述べていたということではあった。
とはいうものの、白い影など普通は映し出されないわけで、医師の話のニュアンスも「悪い結果も一応覚悟しておいてください。」という感じのものであったという。
その上で医師は、子④に「再発や再手術の話となった場合、お子さんには私から伝えますか?それともお母さんからお伝えになりますか?」と尋ねた。
これに対し子④は、「もう小6でパソコンも使っているし、調べようと思えば自分でいくらでも調べられると思うので、子どもには先生から事実をありのままに伝えてください。」という趣旨の返答をしたという。
家に帰って子④からこの話を聞き、私もそれが良いだろうと思った。
変にワンクッションを入れてオブラートに包んだりするのは子①を疑心暗鬼にさせてかえって良くないであろうし、子①にも彼自身の人生、QOLというものがあるからだ。
子①は子④の実家(今は取り壊されて付属のアパートのみ残っている)にはほぼ月に1回行っているのだが、私の母方のご先祖様のお墓があり私が生まれた場所でもある広島県の倉橋島にはまだ一度も行ったことがない。
折をみて早めに連れて行きたいと思った。
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