子②(小3女児)が描いていた絵(令和6年3月)
子どもたちは今週初めに終業式を終え、春休みに入った。
終業式前の何回かの体育の授業は、子①(小5男児)の場合はサッカーだったそうだ。
しかし子①の話によると面白くなかったらしい。
というのも、サッカースクール所属の子が各チームに2人か3人くらい均等に振り分けられていて、スクールの子だけでパスを繋ぎスクールの子がシュートを放つため、他の子たちは何もすることがなかったのだという。
先日もこのことが朝ごはんのときに話題になり、サッカースクールの子だけで少人数のチームを作って一般チームにはスクールの子は入れない、というのはどうか、とか、試合に出場できるスクールの子は1名とし、スクールの子は時間ごとに交替で出場するようにしたらどうか、などの意見も出たが、どれも逆差別的な色彩があって妙案という訳にはいかなかった。
この後、子①は体育のサッカーについて「つまらない」と先生に直訴したらしい。
別の日、子①の5年生最後の体育の授業があったので、帰ってから「きょうの体育もサッカーだったんだろ?どうだった?」と聞いてみた。
すると子①は「きょうはまあまあ面白かったよ。」と答えた。
子①によれば、その日のサッカーでは、先生が「スクールの子は1回しかシュートできない。」という折衷的なルールを定めてくれた結果、スクールの子はサッカーをやっていない子にパスをしなければならなくなり、子①を始めとする一般少年もボールに触れる機会が格段に増えたのだそうだ。
サッカークラブ所属の子の親の中には怒る人も居たかもしれないが、差別的な色彩が極めて希薄であり、しかもサッカークラブの子もそれぞれに力量を発揮できる妙案であった。
先生、お疲れさまでした。ありがとうございました。
パパの育児