先日、新日本紀行の再放送(4Kで蘇る新日本紀行?)を観ていたら、今から50年ほど前に阿蘇の野焼きを取り扱った回が放送されていた。
放送の中では、50年前に小学生だった阿蘇の子どもたちが、将来の夢を自作の絵とともに発表する授業風景が紹介されていた。
当該放送当時私は中学生か高校生位だったはずなので、番組で紹介されていたかつての小学生たちは、私よりも5歳前後年下ということになるだろうか。
彼ら彼女らは、「漫画家になりたいです。」「女優さんになりたいけど多分なれないと思います。」「宮大工になりたいです。」など、それぞれの夢を語っていた。
番組の中で育牛農家の父親とともに取り上げられていた子どもは、「将来は親の跡を継いで牛を育てたい。」と元気一杯に語っていた。
番組の最後では、「新日本紀行の放送から50年、現在の阿蘇を訪ねます。」そんなナレーションと共に、番組取材地の現在の様子が紹介された。
女優さんになりたいと夢を語った女の子や宮大工になりたいと語った男の子の現在は取り上げられていなかったが、番組の中で「牛を育てたい。」と夢を語っていた男の子は、都会で大工さんになったあと、故郷阿蘇に戻っていた。
現在も阿蘇ではカルデラ周辺の野焼きが行われており、故郷に戻った彼は、野焼きの責任者の一人として、野焼きの安全管理などを担っていた。
あれから50年か・・・
彼にも色々な人生があったことだろう。
もちろん、彼と一緒に学校の授業で夢を語っていた他の小学生たちにも、50年の歳月は色々なことをもたらしたはずだ。
私も小学校の卒業文集には「医者になって人助けがしたい。」みたいなことを書いた。
しかし現在の私はというと、子④(妻)の悪しき人柄に日々苦しめられ、「こんなはずじゃなかった」結婚乃至人生にひとりクヨクヨ後悔している。
まあ自業自得だから仕方ない。
水戸黄門の歌ではないが、「人生楽ありゃ苦もあるさ。泣くのが嫌なら、さーあ、あーるーけー。」と気持ちを切り替えるしかない。
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