ここのところ、朝の出勤時の空が青く晴れ渡って爽やかな秋風が吹きぬけ、とても心地良い。
ふと「ああ、これは運動会の朝だな。」と思い出す。
そう、遠い日の運動会の朝というのはまさにこんな感じだったのだ。
あの頃、午前7時になると、予定通り運動会が開催されることを知らせる花火が上った。
その音が遠くから聞こえてくると、訳もなく気分が高まったものだ。
コロナウイルスの感染拡大防止のために全国各地に発出・適用されていた緊急事態宣言・まん延等防止重点措置は、今月末(令和3年9月末)をもって解除される運びとなった。
そのような動きを先取りしていたのであろうか、先週あたり、保育園でも小学校でも、運動会の開催予定を知らせる配布物があった。
ただ、保育園(子③:年中組女児)のほうは、観覧できる保護者は1家族1名に限られており、また、小学校(わが家では小3男児と小1女児が通学中)で予定されている運動会も、午前中の3時間だけ行われるという小規模かつ変則的なものではあった。
思い返してみると、学校や保育園でこの種の行事が開催されるのは令和元年の秋以来だ。
ああいった行事というのは結構準備・段取りが大変であり、しかも円滑に運営していくために伝承され蓄積されてきた独自のノウハウのようなものがある。
地域のお祭りや年中行事などについても言えることだが、コロナによる行事の自粛などの影響で、関係者の尽力によって大切に積み上げられ伝えられてきた各種の伝承等がここに来て若干途切れかけているのではないか、そんな心配もないではない。
アラ還オヤジ
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