令和2年3月の海
いわゆる新型コロナウイルスの感染拡大防止に関連して、浦安の「ランド」や「シー」が4月上旬まで臨時休園を延長することを決めた。
今回の感染問題がクローズアップされ始めた当初は、「ランド」も「シー」もなかなか臨時休園に踏み切らなかった。
しかし東京拝金ランド社の首脳陣も流石にそれではまずいと思ったのか、その後遅ればせながら、3月15日までの臨時休園を決めていた。
そして今般、休園期間の延長が発表された訳である。
春休みの浦安参拝を企図していた子④(妻)は激しく落胆していた。
それはそうだろう。
そもそもわが家では、先月中旬に「春休み、家族で温泉に行くかディズニーに行くか。」が討議された際、子④(妻)が脳内最大派閥「浦安派」の暴走を抑え切れず、多数決で浦安参拝を決定してしまったという経緯があったからである。
子④は、子②(5歳女児)や子③(3歳女児)に対して臨時休園延長の事情を縷々説明しながら、「必ず行けるからがっかりしちゃダメよ。」などと励ましていた。
しかしあれは明らかに自分に言い聞かせていたものであった。
まあ子④に限らず、この令和2年の春休みに浦安参拝を計画されていた信者の方は全国に多数おられたことと思う。
その落胆は想像に難くないところだが、今は一丸となってこの危機を乗り越えなければならないときだ。
太平洋戦争時代の有名な標語「欲しがりません勝つまでは」ではないが、これは致し方あるまい。