乾燥肌の内からのアプローチについてブログを書いてきましたが、

うっかり書き忘れることがあったので、うっかりしすぎないうちに書いておこうと思います。



よく、漢方や鍼灸などの他サイトでも、体質や項目別に詳しい解説や対処法などが書かれていますので、

いろいろ見てみると参考になるかなと思います。


くこの”おすすめ”は気軽すぎて、辛い症状を劇的に変えるには…ちょっと時間がかかるかもしれませんあせる  一応、クリスマスまでの期間で気長にトライ!って思っています。


中には、このつらい症状を東洋医学で今すぐなんとかしたい!

と思ってる方がおられるかもしれませんので、少し補足させてくださいね。



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東洋医学と西洋医学での大きな違いは、症状を診断する時の「視点」の広さにあるのですが、

西洋医学は、病状から検査を重ねて、どんどん細かく小さくピンポイントに原因を究明して行く

ミクロ的アプローチに対し、

東洋医学は、主な症状から、その周りに連動して現れている他の症状がどれだけあるかを聞き広げていく

マクロ的アプローチになります。

ですから、病院で聞かされるような「病名」としての診断ではなく、もっとざっくりした見方で身体のバランスを診断します。

大抵の、市販の漢方薬や、薬膳の食材の効能、ツボの効能なども

このざっくり感覚でパターン表記されるのが一般的です。


ですが、これは、東洋医学の本当に入り口の部分であって、

○○がよい(食べ物とかツボとか)言われてるものをすべてきちんと実行していても

なかなか症状に変化が見られない場合も、中にはあります。



理由は、二つあるのですが




一つ目は、東洋医学は基本的にオーダーメイドである、という点。

オーダーメイドというのは詳しく言うと

実際に診察を受けて、患者の見た目、動き、ニオイ、しゃべり方、声の質や、

既往歴、発症経緯、現在の身体の不調チェック、

舌の状態や脈を見たり、粘液や排泄物についての問診なども

全部含めて、治療方法を組み立てる、という事です。

(漢方薬局では脈診はとりません)

よく、病院のお医者さんは、診察中にパソコンばっかり見て患者の方を見ない

と言う話をきいたりしますが、中医学ではまず、人をじっくり見る事からスタートします。


例えば、同じ胃の痛みの症状でも、冷えによる痛みと、熱のある痛みとがあり、


身体は冷えているのに、胃に熱がある場合は、身体を温める処方が逆に胃熱を悪化させることもあるため、

身体を温めながら、熱を取るという絶妙な処方の組み合わせが必要になります。

ここが、東洋医学でいうオーダーメイドという意味になるかと思います。


※冷えすぎると今度はそれが熱を帯びるようになる、という症状の場合は、

処方もさらに綿密な診断が必要になります。






そして、二つ目。


人間の身体の状態は、その精神の状態と共にバランスを取っている、

という点。


中医学では、どんな性格かで、五臓六腑がどんな状態に傾いているかを診断する目安にします。

イライラするのか、くよくよするのか、落ち着きがあるのか、ないのか、など。

五臓六腑の生理機能にそれぞれつながっている五志(喜怒哀楽などの精神活動)の状態も含めて診断します。

性格によって、頭痛になりやすい人や、目が悪くなりやすい人というのも判別出来るんですね。


問診の時に、患者さんからうまく悩みを引き出し、

自然な会話によって病気の元となっているストレッサーを解放する事が出来れば、

自然治癒力が高まる、というのも東洋医学の概念の一つにあるからです。


ですから、たとえば、これは実話ですが、

漢方薬を買いに行って(昔、くこが父に付き添って買いに行ったときの話)

店のおっちゃんが、まともに話も聞かず高額な薬をすすめてきたり

なんか説教めいたことを患者に話しだすようなら、もうそんなとこ、椅子でも蹴っ飛ばして帰ってしもたらええねんと思っています。



面白い話ですが、ここでも、人間のもつ「気」に注目してみると、

お互いの「気」が合っているか合ってないかは、感覚でわかると思うんですね。


勇気を出して診察を受けたとしても「なんか、ちょっとちがうかなぁ…。」という思いがしたら、

その感覚の方を選んでいいとくこは思います。




東洋医学はあくまでも自然のサイクルに寄り添った治療法だと言えます。

季節や、生活環境、経済的な面などに負担のないよう

無理のない範囲で取り入れて行かれる事をお勧めします。


ぜひ身体と対話しながらお試しくださいね!




感謝。