新ポスティング・システムで大リーグ移籍を目指していた楽天・田中将大投手がヤンキースと合意したことが22日分かった。
米メディアは7年契約で、総額は1億5500万ドル(約161億2000万円)。

年収は、つまり23億円。

日本の野球少年がどれだけいるか。十代が二千万人いるとして、男の子がその半分、一千万人とする。
そして、そのうち半分がスポーツ系クラブを経験していたとして、そのうちのだいたい10パーセントが野球部とするなら、50万人。

十年に一人の逸材という言葉が正しいなら、彼は、この日本で50万人の夢の頂点に立ったことになる

もちろん、ここまでも誰もが無視するような小さな一歩を積み重ねて今があることは疑わないが、田中投手のキャリアにおいても非常に大きな一歩であるにちがいない

私もテレビで、彼の高校野球での姿を見ていた

対戦相手がハンカチ王子であった、というのがドラマ具合を掻き立てていたが、何よりもその気迫には圧倒された

どんな練習して、どんな試合を経験したら、こんな気迫が高校生で身につくのだろうと感動したのを覚えている

毎日の一歩一歩

基本をバカにせずに、走りこみをばかにせずに、一球一球を無駄にせずにたどり着いた今の場所


彼にとってはまだまだ夢半ばの小さな一歩であろうが、夢を追いかけ信じ続ける人にたちにとっては、希望を掲げる大きな一歩であると思う