4年生のあすかは、近くの養鶏場で鶏が処分されている場面を偶然目にしてしまいます。そして1匹の鶏を救ったことで、鶏肉を食べること、生き物の幸せ、そして自分たちのすべきことなど、たくさんのことを悩みながら考えていくことになります。そして、あすかはその想いを新聞にまとめることにしました。
かわいいイラストでほっこりした印象ですが、内容は硬派です。小4の主人公が自分の目で見て感じることは、現代を生きる私たちが知り、考えるべきことだと思いますが、普段はなんとなく隠されているものばかりだなと感じました。私たちは、生き物の命をいただいて生かされています。その意味を、もう一度見つめなおしたいと思いました。夏休みの読書感想文の本としてもおすすめです。