手術4ヶ月後の報告と個人的感想です。
右片側ETS手術を受けて約4ヶ月が経ちました。
手術後初めての夏、
真夏日、猛暑日と、暑い季節を迎えての汗の具合を、部位別に、手術前の状態を思い出して、手術後の現在と比較してみます。
(私の汗のレベル 掌蹠多汗症レベル3、
術前の発汗テストでは、普通の人の30倍と測定される。掌にともなう足汗、足の甲も多汗、革靴に汗じみが出来たことあり。身体も下記ように多汗))
・30度越えで蒸し暑く、エアコン無しの屋内で、座って軽い作業をしている状況として…
1 手
手術前
・常に両掌に汗多、濡れている感じ。
汗の量は色々。
・指の甲にも粒汗。
手術後
・右手 掌と指の甲は常に汗無し。
・左手、汗が出れば今までと同じ。…が、汗の出る頻度がかなり減る。出る出ないを繰り返す。
身体にかなりの汗をかいていても、手にかいてないこともしばしば。
塩化アルミニウムを塗りだしたら、汗の量も減ったような。 効果がある?!
手術前には効果を感じなかった。
2 顔
手術前
・額の髪の生え際を触ると濡れている、動いた後は流れる汗。
・鼻の下に粒汗。
・目に汗が入る感じ。
・頬等全体的には、特には気にならない程度。
手術後
・右半分に汗感無し。
・左は術前と同じ。
・鼻の下に粒汗
・見た目で左右差はわからない程度。
3 首~腰
手術前
・両脇汗多い。
・両腕触るとしっとり。
・胸中央辺りから流れる汗。
・腹部と背中、汗多い、濡れた感じ。流れる汗あり。
・首 汗多、濡れた感じ
・服は、汗ジミを避ける為の工夫(素材、色、重ね着等)が必要
手術後
・胸から上の右半身に汗感無し。全くかいてないのかはわかりにくいけど、かいていないような気がする。
・胸から上の左半身は術前と同じ。
・胸から下は左右差無しで、術前と同じか少し多い。
・服の汗対策は術前と同じ。
4 臀部から足の付け根
手術前
・汗多い、下着全体が洗濯機脱水後程度の濡れ感。
・服は、汗ジミを避ける為の工夫(素材、色、重ね着等)必要
手術後
・量は術前と同じか少し多い
・汗の出る頻度が増えた。
・服の汗対策、術前と同じ。
5 足
手術前
・太もも裏から膝裏に汗特に多い、長く座っているとズボン等に汗じみ。スカートのみだと、膝裏辺りからふくらはぎへと流れる汗。
・足裏、甲 汗多、ソックスに汗じみ。
ソックスを履いていても足跡がつく。
・靴の汗対策は中敷き必須、
サンダルは、濡れても色変わりがわかりにくい素材のみ…が、足裏横の汗粒が光って恥ずかしいので、いつの頃からか素足では履いていない。
手術後
・太もも裏、膝裏、術前と同じぐらいか少し多い。
・ 汗の出る頻度が増えた。
・足裏、甲 は術前と同じ。
・靴対策 、術前と同じ
汗の出方 補足
手術前は、
気温湿度が高ければ、精神状態に関わらず、必ずと言っていい程、常に手足は濡れた状態。それと同時に、身体にも汗をかいていました。
手術後は、
気温湿度が高くて身体にかなりの汗をかいていても、手術をした右手はもちろん、手術をしていない左手の汗もかいていないことがあり、手汗の頻度が減りました。
手術後3ヶ月程で、ある程度まで汗が戻るとの説明も聞いていますが、今のところはまだ、手術をした側の手の汗は戻っていません。
代償性発汗は、胸から下、特に臀部腹部の足付け根あたりから太もも裏、に出ていると思われますが、今のところその量の感覚は、術前の多汗状態に含まれているぐらいに感じる程度で、術前を1とすると、1.2ぐらいでしょうか…?
量より、汗の出る頻度が増えた感じです。
気温湿度が高い時に汗が多いのはもちろん、まださほど気温の高く無い、春後半や初夏の頃から様々な場面で、立つと臀部付け根から太もも裏あたりにに、汗感を感じるようになりました。
…が、術前もそうだったかもしれない…とよくわからないのが正直なところです。
代償性発汗のことを意識するあまり、気づいただけなのかもしれません。あるいは、
今までは、手汗に気を取られて、気付いていなかっただけなのかも…。
いずれにしてもその程度で、明らかな違いを感じるほどではありません。
他には、手術後一カ月ぐらいまでは感じていた、頭痛のような左右差の違和感も今はありません。
・鼻の下に粒汗
・見た目で左右差はわからない程度。
3 首~腰
手術前
・両脇汗多い。
・両腕触るとしっとり。
・胸中央辺りから流れる汗。
・腹部と背中、汗多い、濡れた感じ。流れる汗あり。
・首 汗多、濡れた感じ
・服は、汗ジミを避ける為の工夫(素材、色、重ね着等)が必要
手術後
・胸から上の右半身に汗感無し。全くかいてないのかはわかりにくいけど、かいていないような気がする。
・胸から上の左半身は術前と同じ。
・胸から下は左右差無しで、術前と同じか少し多い。
・服の汗対策は術前と同じ。
4 臀部から足の付け根
手術前
・汗多い、下着全体が洗濯機脱水後程度の濡れ感。
・服は、汗ジミを避ける為の工夫(素材、色、重ね着等)必要
手術後
・量は術前と同じか少し多い
・汗の出る頻度が増えた。
・服の汗対策、術前と同じ。
5 足
手術前
・太もも裏から膝裏に汗特に多い、長く座っているとズボン等に汗じみ。スカートのみだと、膝裏辺りからふくらはぎへと流れる汗。
・足裏、甲 汗多、ソックスに汗じみ。
ソックスを履いていても足跡がつく。
・靴の汗対策は中敷き必須、
サンダルは、濡れても色変わりがわかりにくい素材のみ…が、足裏横の汗粒が光って恥ずかしいので、いつの頃からか素足では履いていない。
手術後
・太もも裏、膝裏、術前と同じぐらいか少し多い。
・ 汗の出る頻度が増えた。
・足裏、甲 は術前と同じ。
・靴対策 、術前と同じ
汗の出方 補足
手術前は、
気温湿度が高ければ、精神状態に関わらず、必ずと言っていい程、常に手足は濡れた状態。それと同時に、身体にも汗をかいていました。
手術後は、
気温湿度が高くて身体にかなりの汗をかいていても、手術をした右手はもちろん、手術をしていない左手の汗もかいていないことがあり、手汗の頻度が減りました。
手術後3ヶ月程で、ある程度まで汗が戻るとの説明も聞いていますが、今のところはまだ、手術をした側の手の汗は戻っていません。
代償性発汗は、胸から下、特に臀部腹部の足付け根あたりから太もも裏、に出ていると思われますが、今のところその量の感覚は、術前の多汗状態に含まれているぐらいに感じる程度で、術前を1とすると、1.2ぐらいでしょうか…?
量より、汗の出る頻度が増えた感じです。
気温湿度が高い時に汗が多いのはもちろん、まださほど気温の高く無い、春後半や初夏の頃から様々な場面で、立つと臀部付け根から太もも裏あたりにに、汗感を感じるようになりました。
…が、術前もそうだったかもしれない…とよくわからないのが正直なところです。
代償性発汗のことを意識するあまり、気づいただけなのかもしれません。あるいは、
今までは、手汗に気を取られて、気付いていなかっただけなのかも…。
いずれにしてもその程度で、明らかな違いを感じるほどではありません。
他には、手術後一カ月ぐらいまでは感じていた、頭痛のような左右差の違和感も今はありません。
暑さの感じ方も、手術前と変わらないように思いますし、熱中症対策もこれまで通りです。
手術の全体的な個人的感想
左掌が汗で濡れている時に、右掌に汗が出ないことは、想像以上に生活しやすく、作業性も上がります!
加えて、胸から上の右半身に、汗による服のベタつき感が無いことは、その面積以上に身体が楽に感じます!
手術を受けてよかった!
そして、片側手術で充分な効果を得られています!
今のところ、心からそう感じています。
手術の後遺症などについては、個人差が大きいと聞きますし、汗の量の受け取り方も違うと思います。
専門家の中でも意見が分かれていたり、代償性発汗という後遺症ゆえに、医師からも慎重な判断をすすめられる説明もあります。
このブログを読んでくださっている方で、ETS手術を検討されている方がいらっしゃいましたら、
すでにご存知かとは思いますが、原発性局所多汗症ガイドラインにある情報をご参考にされることもひとつかと思います。
交感神経の切除部位は、その効果に個人差があるようですので、当然ながら、手術時の医師による判断が重要なのだと感じました。
きちんとした病院と信頼出来る医師のもとの手術であることが、何より大前提だと思います。
ETS手術によって、現時点で、手汗の苦しみから救われた者として、ここに手術の感想を書きました。
あくまで私の場合、そして、手術をしたのは片側です。 手術前のことにも書きましたが、両側手術をすると、代償性発汗はかなり増えると、医師からも聞いています。
そのあたりをふまえて、ご参考にして頂ける方がいらっしゃいましたら幸いです。