今は電車を利用することは年に数回しかありません。

それも、通勤に使うことはなくなりましたので、

混雑時は避け、またグリーン車を利用します。

 

この話は、

50年ほど前の出来事です。

当時は、ラッシュ時の混雑は今と比べものにならないくらい激しく

JR山手線などの駅に押し屋さんと呼ばれる駅員がいて、

混雑で車内からこぼれ出てくる乗客を押し返していました。

それが当たり前の通勤、通学風景でした。

 

その時から電車内での「痴漢」は横行しているとは聞いていましたが、

社会問題を知る手立ては新聞や雑誌、テレビ程度でしたので

情報は少なく、

 

また、写真のように身動きができないほど詰め込まれ、

息苦しいほどの車内でしたので、

痴漢を考えるほどの余裕もなかったので

数がすかなっかたのだと思います。

 

人生で初めて痴漢を目の当たりにしたのは、

痴漢というよりは露出狂でした。

 

 

通学時利用していた

満員の車内の出来事です。

 

周囲の様子を見ていると、

私の一人挟んだ女性の前に

50代らしきスーツを着た男性が

大胆にもズボンの社会の窓から性器を

もろ出しにしていました。

 

二人の女性はうつむき、見ないふりをしていましたが、

目の真ん前に出されているので、

気づかないわけがありません。

 

私からは少し距離があるので注意ができなく、

エアサロンパス(当時流行っていました)があれば

吹きかけようと思いましたが、

都合よく所持しているわけがありません。

 

数駅その状態でしたが彼が電車を降りたので、

後を追いかけ捕まえようとしましたが、

その時にはしっかりとズボンの中にしまわれており、

証拠もなく

取り逃がす結果に終わりました。

 

今のようにスマホがあれば証拠の写真で

取り押さえることができたのですが、

残念の限りです。