自民党の青年局の研修会、

「下着のような衣装を纏うダンサーを懇親会に招き」というニュースが流れました。

 その②です。

 

個人の意見ですが、

青年局のニュースを見て、

GOGOダンスとのこと

 

せっかくならアバンギャルディを呼べば、

青年局という名にふさわしく

若い世代の支持も得られたのにと。

 

 

テーマが多様性だったので、

多様な下着姿を見たかったのでしょうか?

アバンギャルディ、台湾の観光地でダンス披露 SNSで再生1千万回超える - フォーカス台湾

 

半世紀も前の話で、

関係者はすべて鬼籍に入っているので

 

選挙が近くなると行われていた

政治接待の思い出話を語ります。

 

取引先の社長が地方議員で、

私の父が選挙活動に

深くかかわっていました。

 

今の選挙のための組織体制は知りませんが、

父の仕事は選挙参謀と呼ばれ、

候補者を勝たせるだけの役割で、

政治の政策にはかかわらず、

そのためだけの組織の責任者でした。

 

選挙が始まり2週間、

家業は従業員に任せ、選挙事務所に詰め通し。

選挙にかかわる報酬は一切ないどころか、

家財の持ち出しになります。

 

しいて言えば、

選挙終了後、

事務所から引きあげた「胡蝶蘭」の鉢植え程度でした。

 

 

主な仕事内容は、

有力支援者から上がっきた票の集計と、

爆弾(現金)の投下先・金額などを

運動員の情報をもとに

協議しながら決めていました。

 

公示後の選挙運動は活動としては終盤であり、

票の上乗せと固めで終始し、

上位当選が目標となりました。

 

表に出せない接待は

我が家(家業)からの交際費や使途不明金からの出費で

行っていた記憶があります。

 

そのため私も、

社会勉強を兼ねた役得で、

何度かセッティングのお手伝いをし、

昭和の裏体験も目にしてきました。

 

その中でも

裏接待ならではの余興の一つに

「女体盛」といわれるものがありました。

日本の伝統的な宴会でのお遊びで、

全裸の女性を器に仕立て、

和料理を盛りつけたものです。

 

女性は コンパニオン派遣会社に依頼して

料亭内で楽しみました。

 

まだ、

コンパニオンなどというしゃれた名前はなじみが薄く

派遣元は数社ありましたが

一括して「配膳クラブ」という名で呼んでいました。

しかしいただく領収書の発行元は「〇〇興行」

実態は知る由もなく、想像の通りということです。

 

この事務所、前出の高〇くんの家からほど遠くないところにあり、

前を通りかかったことがありますが、

棚の神棚を囲むように〇〇組とかかれた御用提灯がずらり、

ニッチなお仕事の一つが

派遣業だったようです。

 

 

WIKIには以下のように書かれています。

 

女体盛り(にょたいもり)とは、裸体水着などを着用した女性の身体を器と見立て、刺身など食品を盛り付けて客へ供する宴席の饗宴である。

性的嗜好の催しであり、現在も発祥地と喧伝される石川県温泉旅館 やショーラウンジなどで見受けられる。江戸時代遊女指南書として書かれた「おさめかまいじょう」に、女性器に刺身をつけて食べたがる客について

くせもんあり。はんばより、酒、さしみを取り食らうに、ぼぼあけさせ、ぼぼ水にワサビ付け、さしみを食らう

現代語に訳すと「好色心の強い男に、女性器を開けさせ、その液につけて刺身を食べるヤツがいる」

と記されているが、店が歓迎する行為ではなく発覚すると世話役が呼ばれた。

性的幻想を刺激する行為であるため、同種の行為は文芸作品、映像作品、性的興奮を目的としたポルノ作品、などに見られる。

 

女体盛りで問題となった事件

日本青年会議所女体盛り事件

1998年平成10年)2月14日日本青年会議所(JC)の幹部ら33人が、旭川駅前のホテル地下の居酒屋懇談会を催した。

旭川青年会議所会員と日本青年会議所職員が幹部のためとして

「今日はバレンタインデーなので、旭川では女体盛りを用意しました。」などと言って、コンパニオンを部屋に呼んだ。

全裸で刺身を盛り付けられる企画に参加したコンパニオン女性に、

その場にいた日本青年会議所議長と副議長4人を含むメンバーらが、一瞬『おおっ!』と驚きの声を上げ、次いでにたかるのように女体盛りに群がった。

「初めはサングラスをかけていたが、気分が乗ってくるとそれを自ら外し足も開いた。なかにはコンパニオンに刺身を乳首にくっつけてから食べる会議所会員もいた。」など掲載された。

この事件は、同年6月に実はコンパニオンが16歳だったことから別の事件で補導された後、未成年なのにパーティーのコンパニオンの仕事を引き受けたことを話したことから発覚した。

10月に議長ら参加者は旭川中央警察署で事情聴取を受け、未成年だと知って少女を手配した20代の東京JC会員など4人が売春防止法違反と北海道青少年保護育成条例違反で逮捕され、JCから除名処分を受けた。

25年前ですら行われていたので、

 

50年以上も前の話

ごく普通のありふれた宴会の余興のひとつで、

私の年代の男性の多くは

忘年会や社員旅行では体験していることです。

 

コンプライアンスの問題以前に、

 

楽しいと思わない人のほうが多くなってしまい

すたれてしまったのでしょうね。

 

江戸時代からの日本の文化が廃れるという寂しさもありますが。

 

私は家業を継がずに家を出てしまいましたので、

その後は深くかかわることはなくなりました。

 

また、男性だけの社員旅行を行う会社も少なくなり、

「女体盛り」は言葉すら聞くことがなくなりました。


選挙の話へ戻ります。

議員への口利きをお願いに来る人も

地方議員では、

利権や権限を左右するには規模が小さく、

街の商店や個人の方がほとんどで、

年に数軒もありませんでした。

 

私が直接知る限りでは

① 公共団体の指定業者になるための口利き。

  市の指定業者になりたいがために

  経営者が口利きのお願いに来ていました。

  随意契約が取れるので利益率が高いからでしょうね。

 

  ただ、これを切り口にして

  県や公団の指定業者へと食い込んでいく業者も多くみられました。

 

② 地方公共団体職員に優先採用をお願い。

 

②に関しては、これからの人の参考のために記述しますと

 他の議員と重複して依頼してはいけません。

 人事を動かす担当者の方の印象が悪くなります。

 議員から直接聞きました。

 

効果はてき面のようです。

我が家とはかかわっていませんが、

知り合いのBくん談。

教員試験ではB採用だったので

なかなか採用通知が来なかったのですが

ある政党の議員に相談したところ3日後に採用通知が来たとか。

 

数十年後、問い詰めたところ白状しました。

 

 

最後に女体盛の話に戻り終わりますが、

現在でも伝統は残っているようで

あるホテルのHPに

オプションで女体盛りができます。
一体170000円(女体盛りのみは200000円)
女体盛りは衛生上の問題で30分ほどで終了し、台になった女の子はシャワーを浴びた後ピンクコンパニオンとして宴会に加わります、とあります。

今も昔も、
自分のお金で遊ぶものではなさそうです。