自民党の青年局の研修会、

「下着のような衣装を纏うダンサーを懇親会に招き」というニュースが流れました。

 

そこで思い出したのは、

ある会社の招待で行った忘年会。

10人足らずの小さな会でした。

 

翌年度に衆議院選が近いということで、

私たちの忘年会に

ある国会議員が夫婦で挨拶に来ました。

 

この議員

前回の選挙で金をまいたと噂されたことがあり、

次回の選挙活動は

自粛体制で臨んでいる雰囲気でした。

 

実際にもに挨拶だけで、

一人一人にお酌を回りましたが私たちの酒で

志のお披露目もありません

 

議員が帰った後、

会員の一人が、

「いくら包んできた?」

と幹事に聞くと、

「手ぶらだよ。」

 

それを聞いた一人が、

「次回は落ちるな」

の一言。

 

みごと、この議員、落選しました。

 

 

はなしはここから始まります。

しばらくたつと

照明等を持つ見知らぬ男が入ってきて、

3畳ほどの空間を作り始めました。

 

ほかの人たちは慣れているのか、

膳ごと照明の前に移動し始めました。

 

部屋の照明が消され

真っ暗になるとカセットテープレコーダーから

ドリフのかとちゃんの「あんたも好きね」の音楽。

 

ランジェリー姿の20代の女性が3人入ってきて

ストリップショーが始まりました。

 

ここまでであれば、

どこにでもある忘年会ですが、

日本の伝統芸を率いる匠の技をもつグループで、

圧巻は

 

①床に重ねたコインを 手を使わずに恥部に収め、

②「1枚、2枚」と幇間らしき男が声を発すると

  1枚、2枚と股間から落とし始め

 「最後に遠山の桜吹雪、金さんも…」などと口上を述べると

 3人の恥部からたくさんのコインが散り始めました。

 

自民党の懇親会で

GOGOダンスとか、口移しでチップなどとかいうニュースを見て、

「芸もなく、くだらない」と、昔を思い出しました。

 

 

30~50年前の日本は

ストリップ業界でも芸を磨き、

努力する女性たちがたくさんいました。

 

このショーの後、再び宴会は再開され、

高価そうなランジェリー姿を身にまとったの少女たちが

一人一人にコンパニオンとしてつきました。

 

自称、10代らしき子たちは

冬休みで帰省している大学生とのことでしたが、

明らかに高校生らしき子も混じっていました。

 

「悲しみは悲しみを呼び」という言葉がありますことが

不遇な境涯とは相対的なもの、

少女たちに悲しみを感じてしまうのは、

年のせいでしょうか。