BIG WEDNESDAY
1978年に1本のサーフィン映画が流行りました。
「アメグラ」はベトナム戦争全ですが、
こちらは帰還後の話になります。
この映画は千葉劇場でオールナイトで見ました。
土曜の夜ということもあり、
周辺の道路にはボードを積んだ車が
何台も駐車していたことを覚えています。
私たちのチームも含め、
映画の鑑賞後に外房へ向かうつもりだったと思います。
私たちのチームは、
波の状態が良いといわれている午前中だけの活動で
午後には帰ってきてしまう日程で組んでいましたので、
日が昇るころには現地で波の様子をうかがっていました。
楽しみの季節は秋の台風シーズンで、
海が荒れるので「大きな波」が多く、
また、なんちゃってサーファーが来ないので、十分楽しむことができました。
(スキー場のコース外を滑る非常識なスキーヤーと一緒でした。)
張り付けてあるYOUTUBE上のワンシーンのように
波にのまれ、水中をくるくると回転したことがあります。
目は常に開いている状態なので、明るくなったり暗くなったり。
その時感じたことは、
大きな洗濯機の中に入れられたらこんな感じなのだろうと、
意外と冷静に状況を把握していました。
チューブを体験したくて
ハワイまで行ったことがありますが、夢のまた夢の世界でした。
写真は、チューブの状況説明のためお借りしました。
チューブができるほど上達していなかったので、
適当に遊び、
土産に流行っていた「プカシェル」を大量に買い込み、帰ってきました。
この映画で,出てくるボードは「熊さん」マーク,
後,日本でもブレークしました。
当時は,ボルト(通称)のほうが有名でしたが、
映画公開後、BEARを使う人も増えてきました。
(ライティングボルト…
所さんの雑誌の名前はここからとったものと思われます)
ロングボードは,もう少し前の時代,ダブルフィンは,ず~と後です。
このころから
サーフショップが増え始めました。
青山の「キラー通り」や,銀座の日産のビルの上の方にも店がありました。
ちなみに,私のウエットはDAVE、銀座で購入したものです。
当時は黒しかなく,
部原の海は,あしかが泳いでいる,そんな光景でした。
太東は初心向きの安定した波といわれていたので混みあっており
うまくもないのに,南下して部原までいきました。
太東より少し離れたところに,
さきほどの青山のショップのクラブハウスや(名前忘れました)
GODDESS(火災で焼けたとか)がありました。
記憶があいまいなのですが、
千葉市にはショップは一軒しかなく、
自宅を改造した蘇我の「CHP」?だけでした。
サーフィンブームに乗り、
今では東浪見で大きな商いをしているようです。
千葉に一軒しかなかったゆえに、
千葉でつかうグッズを
青山や銀座まで足を延ばさざるを得ませんでした。
青春映画としては「BIG WEDNESDAY」ですが
サーフィン映画としては,「エンドレスサマー」かな?